徳島遠征2008〜第2日〜

 2日目です。この日は,撫養城からスタートです。
 徳島城をあんなにあっさり流したくせに,なにゆえこんなマイナーなところに時間を割くのかというと,ミーハー初心者にありがちな「少しマニアックなところにいってかっこつける」という目的があるからにほかなりません。見栄っ張りは悲しいですね。
 そして,びっくりするのはこんなマイナーな(失礼)場所に,模擬天守が立っていること。コンクリ天守って,建築費そんなにかからないんですかね?瓦用意したり,鯱つくったりするだけでもそれなりの費用がかかりそうなもんですが。一級観光地なだけに,それだけ観光予算がついたのでしょうか。

 ところで,全く関係ないのですが,たった今(2019年5月21日)「しゃちほこ」で検索したら,なんとトップにMr.しゃちほこなる芸人が出てきました。金鯱賞を勝ったタップダンスシチー(あるいは百歩譲って中京競馬場か名古屋城)がトップに出てくるならまだ分かりますが,誰だお前。

 閑話休題。撫養城模擬天守は,これを書いている2019年にはトリーデなるとという取手競輪と鳴門競艇の共同出資による場外車券・舟券売場としか思えない名前の施設になっているようですが(Wikipediaによると2016年にかわったらしい),この時点では鳥居記念博物館でした。鳥居記念という鳴門競艇のレースの歴史について展示している博物館……であるはずもなく,鳥居龍蔵さんという方について顕彰した博物館です。
 この鳥居龍蔵さん,当然知りません。2008年時点でも知りませんでしたし,当然その後調べもしてません。てか,これを書く今の今まで忘れてました。こんなとき頼りになるのがWikipedia。びっくりするぐらい記述が充実しております。これは気合いを入れないと読む気にならないぞ。……とりあえず,とにかく凄い人であるということが分かりました。ちょっと田舎の博物館だとか馬鹿にしてた自分を恥じたい。

 んで。肝心の撫養城ですが……いかんせんニワカが登っただけなので,びっくりするくらい写真が残されておりません。当時からそれなりに神社の写真を撮る文化が自分の中にあったんじゃないかと思うんですが,それすらありません。当然,神社拝殿裏にあるとされる石垣なんて無視してます。いったいこのニワカは何をしにここに登ったのでしょうか。

撫養川 天守を見上げる 参道入口 市街地方向の展望
本来はこちら側よりも海側の監視目的が強かったと思われます
本丸と模擬天守 本丸の主 模擬天守
時間の都合で中には入りませんでした
鳥居記念博物館案内

 さて,撫養城を攻略した気になっていたNPは,続いて再度大鳴門橋へと向かいました。
 向かうのはいいんですが,どうやって向かったのかがちょっと謎でして,小鳴門橋から歩いて撮ったとしか思えない鳴門競艇場の写真が残っております。とすると,おそらくは高速鳴門のバス停まで歩いて,そこからバスに乗って鳴門公園に到達した,と考えるのが素直かな?

 まあ,当時の自分が何をしたかはさておき,この日も大鳴門橋です。よっぽど渦潮が好きなんですね,というか,今の自分からみたらはるかに真っ当な観光旅行をしてますね。感心感心。

 競艇場の写真は後回しにするとして,2日連続でやってきた,大鳴門橋でございます。
 前日よりは時間的に余裕があります。

大鳴門橋 透明な床から海面を見下ろす
今日は阿波踊りの実演がおこなわれておりました
下では船が渦潮と格闘しております 渦〜 アイスクリン的なものを
食べたようです(記憶にない)
千鳥ヶ浜に降りていきました。千鳥ヶ浜の景色と,そこからの大鳴門橋です。この日は前日よりももやがかかってますね

 というわけで,鳴門競艇場です。
 鳴門競艇場の駐車場には,高速鳴門のバス停が併設されております。したがって,鳴門競艇場へのアクセスは非常によろしく,関西圏からも容易にバスで来場可能。そして,徳島から関西圏への行きがけに無料バスで競艇場にアクセスしてしまえば,競艇場でお金が増える上にバス料金も安くなるという,二重に美味しい思いをすることができます。競艇場でお金が減ったのでバス代が安くなった以上に損をする人も100万人に1人くらいはいるかもしれませんが。

 で,戸田競艇と同様に,ここも橋の上からレースの模様を見ることができます。もっとも,戸田の場合は競艇場に入るために橋を渡らないとダメなのに対し,ここはあえて橋の方に行かないといけないので事情は異なります。
 そういえば,この高速鳴門事情を久々に見ていて思い出したのですが,このバス停,徳島発着の高速バスは止まってくれるんですが,その他の四国の県庁所在地発着の高速バスは止まってくれないんですよね。高松からだと鳴門西には泊まるのに高速鳴門には止まってくれない。この旅行でいったん徳島に出たのも,鳴門西から鳴門へのアクセスが悪いからだった。
 今見てみたら,このバス停は四国八十八箇所の霊山寺に近いんだな。そういう用途があったのか……。

 そんなわけで,行きがけに見た橋の上からの競艇場のお姿。スタンドにタテに「鳴門競艇」と入ってるのがいいですね。宮島もこれくらいアピールすればいいのに。


 さて。この日は鳴門記念大渦大賞の優勝戦の日でありました。だからこの日に鳴門に行くことにしたんですね。
 競艇場内の写真はゼロ。入った先の大ホール的な場所の絵はなんとなく記憶にありますが,それ以外の記憶はぶっ飛んでます。

駐車場とバス停と橋 下から小鳴門橋を見上げる 入口 スタンド水面側。このころはまだ場末の雰囲気が残っておりました

 で。優勝戦1号艇は我らが浜野谷。ミーハーな私は,優勝戦出場者インタビューに間に合わせ,浜野谷の写真を撮りまくっておりました。
 地元からの優出は2号艇田村と5号艇濱村の2人。写真見てると,田村が若いのが気になります。気になる,という表現はおかしいけど。

浜野谷 田村 坪井
王者 濱村 西島 荷物一杯の浜野谷

 で,優勝戦。Youtubeに優勝戦の動画がアップされてました。
 西島は前付けで3コース。4コースカドの坪井がトップスタートで,西島,田村を飲み込んで行くも抵抗されて,もつれたがらっと空いたインを松井がマクリ差し。浜野谷はここで沈んでおわり。
 というレースならまあそれはそれでいいんですが(浜野谷が優勝戦インで沈む,って展開を2010年賞金王よりも前に目の当たりにしてることを今になって思い出させられてちょっと戸惑っておりますが),このレースのポイントは田村の追い上げ。田村自身が2016年の記念前のインタビューでも触れておりますが,田村が松井を猛追していっておりまして,最後はほぼ並んでゴール。1周目1マークで坪井とあれだけやり合ってたのに,これは凄い。

水面 1周目1マーク 王者のウイニングラン


レーサー 登番 年齢 現住所 体重 タイム ST コース
4 松井   繁 3415 38 大 阪 50.3 1.46.6 .13 5
2 田村  隆信 4028 30 徳 島 49.5 1.46.7 .14 2
1 濱野谷 憲吾 3590 34 東 京 51.8 1.49.8 .16 1
5 濱村  芳宏 3295 41 徳 島 50.2 1.51.4 .17 6
3 坪井  康晴 3959 30 静 岡 50.0 - .09 4
6 西島  義則 3024 46 広 島 54.5 - .11 3

 というわけで,鳴門競艇終了。写真に残してないのでほぼ記憶はぶっ飛んでます。
 とりあえず,リニューアルされた競艇場(ボートレース場)には行かんといかんですね。


徳島遠征2008〜1日目へ

旅行記旅打ちテーマ別