フクノボート

 そんなわけで,天神から歩くこと10分程度で競艇場であります。市街地からここまで近い競艇場ってのはなかなかに凄い。ただ,ジモティーだとうまくバスに乗ったりして到達できるんでしょうが,いかんせん田舎者なので徒歩ルートを探索せざるを得ないのがなかなかに大変。市街地からわかりやすい案内があるわけでもなく。まあ,それにしたって近いのは正義だ。東中山から中山に歩くのと天神から競艇場までが同じくらい,と考えただけでおそろしい。
 あと,最近はやりの外向発売所が最初に登場するわけですが,どうもオープン直後だったらしく,花が出てました。そして,そこから本体までの距離がちょっとあって若干疲労。

なんか見えてきたけれど,まだ遠い 外向発売所はオープンしたてほやほや 全体配置図
配置図という表現がなんとも

 とまあ,遠いと分かってると歩いてもなんとも思わんのですが,近いと思うと歩くと疲れるよね,という人間心理のお話でした。

 さて。福岡といったら修羅の国。福岡といったら暴力団であります。暴力団といったらノミ屋。競艇の売り上げに大きく影響しますので,競艇場としては当然立ち退きをお願いしなければならないわけでありまして,そこかしこに暴力団反対の張り紙や看板があります。やはり福岡はこうでなくっちゃ。でも,福岡競艇ってちらっとネット検索した限りだと大きな騒擾事件起きてないですね。案外そういうものなのかもしれないな。まあ福岡より小倉側の方が危なっかしいってのもあるんだろうけど。
 そういえば,福岡も入れ墨禁止なんだな。今更気付きました。熊本新市街のサテライトよりもこっちに行ったのが先なんだが。

陸橋を進む 見えてきた ようこそ! 暴力団犯罪の撲滅!! 前売投票所 ビン・缶は禁止
入口 場内予想台配置図 暴力団追放宣言 入れ墨も禁止のようです

 まあ,そんなわけで内部へ。中は2つのスタンドがある,ある意味よくあるパターンであります。2つあるからにはどっちかがどっちかより新しいんでしょうが,特に意識してなかったからよく分からん。
 福岡競艇というと,みんなが知ってる知識として那珂川河口と海との合流の関係で生じるうねりがあります。が,まあ素人が初めて行ってなにか分かるかと言われると,まあ遠目に見てる限りではよく分からんというのが正直なところでありました。普段から福岡を見てるとまた話は違うんでしょうけれど。
 なお,これを書いている2015年10月,当地に水上バイクで侵入した人が逮捕されたとしてニュースになってました。完全に余談ですが,朝日の記事だと題名は「乱入」で記事中は全て「侵入」ですね。goo辞書によると,「乱入」は「多くの者がむりやりどっと押し入ること」で,「侵入」は「他の領分を侵して強引に入り込むこと」とのこと。類義語に候補として上がってくるレベルでした。記事を読む限り,入ったのは1人なので,「乱入」とした題名は誤りなのではなかろうかと。朝日がこんなことするんかね。あと,記事中,基本的に表記は「競艇」ですね。あくまで施設名が「ボートレース福岡」って扱いのようです。おそらく,公的な役所も「競艇」という表現を使い続けているのではなかろうかと。

 閑話休題。
 この日の開催は,「九州美少女写真館杯」。なんだそれ。そんな興味深い写真館があるのか,それとも美少女でないおっさんが行くと入場を拒否される写真館があるのか。と思ってちょっと調べてみたところ,当地の月刊誌にNO!というのがあり,そこの人気企画のようであります。
 で。この日のイベントゲストが重盛さと美氏。平日に寝坊するとテレビ(PON!)に出てる人です。社会人としてこの番組が見られる時間帯に家にいるってのはどうなんですかね。まあそれはそれ。この日の記事が複数回にわたってブログに掲載されていて,まだ残っておりました(これ魚拓)が一番よいな。)。ぶっちゃけ,こんな有名になるとは思ってなかった。でもまあ,なんとなくこの人の名前が記憶に残ってたのも事実であります。思うに,この人たぶん本当に地元が好きなんだろうな。

案内図 水面 那珂川との境界 立ち入らないでください
例によって赤い部分が
消えていて
理由が分からない
重盛さと美
これを一発変換してくるATOKにびっくり
イベントスペースを上から 逆方向に 片隅に置かれている
作者不明のブツ
予想会
予想家が座っているという
スタイルは珍しい気がする

 さて,福岡は中国韓国に近く,さらに空港も近いという素晴らしい立地のためか,案内は基本的に英語だけでなく中国語(台湾にも対応)と韓国語併記。意気込みは素晴らしい。どの程度外国の方々が来られてるのかは知りませんが,是非とも日本にお金を落としていってもらいたいものであります。

 そんな福岡。昼に何を食べたのかと思ったら,ちゃんぽん食べてました。おお,ここでも俺はちゃんぽん食べてたのか。ううむ,てことは,九州のレース場でちゃんぽんを食べたのは佐世保佐賀に加えてここの3カ所か。佐賀のときに「2カ所」っていう記憶で書いてたのがそもそも間違ってたことが発覚。いやあ,人間の記憶とはかくもいい加減なもの也。
 そのほか,串揚げと回転焼きを食べた痕跡が写真に残っておりました。なお,この回転焼き,普通のペラ坊の刻印が入るようで,正式名称はよく分からんのですが,ペラ坊まんじゅうとか言われているようです。それはそれとして,これを売ってる売店に「都万十」ののれんがかかっておりました。都まんじゅうって,八王子で見た記憶があったので(まんじゅう,はひらがなでしたが)福岡にもあるのか,と思って検索してWikipediaを見てみたら,予想以上に奥が深かった。もともとも製造機械は福岡だったのか。
 さらに。今,福岡の公式ページでこの回転焼きがどういう名称で宣伝されてるのだろうか,と思って検索したら,福岡のサイトってアドレスが"http://www.fukuoka-kyotei.com/root/japanese/"なのね。で,元をたどってhttp://www.fukuoka-kyotei.com/に行くと,5秒後に日本語トップに飛ぶ仕様になっておりました。まあそれはそれとして,気になるのが"root"。ここに行ったら,今時のこの手のサイトには珍しく,"Index of /root"とか出てきやがりましたよ(これ)。サイトの制作会社どこやねん。にしても,chinaとtaiwanの2つのページが用意されてるんですな。韓国が2つあって,確かにどっちもつながる(これこれ)。ハングル読めないのでよく分かりませんが,どういう経緯で2つできたのでしょうか。後者はページ名が日本語(「福岡競艇ホームページ」)ですが,これも含めて謎だな。競艇の名称を使ってることから見ても,昔つくったやつを消さずに残してるだけなんだろうけど。

スタンド ビジョン 5カ国語表記 おかず全品220円 なぜかハングルだけ
ちゃんぽん 串揚げ 売店 都万十 回転焼き 店が出てた

 さてさて。ごたくはおいておいて,福岡競艇の最大の魅力は,スタンドの外にあります。あちこちで語られているとおり,福岡はござを無料で貸し出しており,芝生の上にござを敷いてまったりと観戦可能であります。
 そのまま芝生の上でごろごろすればいいではないか,と思ったりする人もいるでしょうが,少なくとも四月の時点では芝生は直接ごろごろするのに向いている,というほどではありませんでした。このへんは,週末のみ開催される競馬場の方がいいのかもしれませんな。まあでも,こうして外でまったり観戦できるのはいいことです。舟券帰る場所まで若干遠いのが難点だけど。

福岡の名物,向かい側にあるピット 奥は管理棟 無料貸出 のんびりした雰囲気です
鉄火場的雰囲気ゼロ
ふわふわペラ坊
小さめなので収容人数
少ないんじゃなかろうか
スタンド
まったりと観戦 いたずら書き 南国的雰囲気 何とも言えない絵 手荷物預かり所 ペラ坊'sヒストリー
ペラ坊の歴史ではなく
福岡競艇の歴史解説です
上からの眺め
「福岡ボート」っていう表記は,競艇表記のさらに前の表記だろうな…何年前だろう
待機行動中 角度を変えて再度スタンド
スタンド椅子席。例によって椅子の確保を禁止しつつもみんな確保している無法地帯であります やさぐれ喫煙コーナー
1マーク 9Rは渋田→池上でした 最終は丸岡→野添

 そんなわけで,正直勝敗に関する記憶はありません。記憶がないってことは大勝ちしてないことは間違いないんですが,じゃあ全敗したのかどうかというと,正直よく分からん。まあいいや。なんとなく,場外含めて福岡にいい思い出がないのでたぶん負けてはいるはず。

帰路 競艇の広告 今開催の案内が入ってるので
毎度毎度更新しているのでしょう
地図
競艇場はどこにあるのかなー

 このあとは,広末さんと合流したはず。この頃福岡では毎度毎度お付き合いいただいていた記憶があり,本当に感謝であります。
 そんなわけで,この日はこのままおとなしく夜行バスで帰った記憶。

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