ラブ笠松チャンその3


 さて,笠松町探索を続けた目的はこれ。笠松町歴史民俗資料館であります。
 笠松といったら笠松競馬。この規模の町ならば資料館でも競馬を無視できないはず。笠松ならではの貴重な資料があるかも……!という期待を胸に,いざ突入。

 が。まああるわけないですね,そんなもの。昔の街道町だった頃の笠松の民俗が展示されている,まじめな資料館でした。オグリキャップや安藤勝巳なんて全く触れられておりませんでした。がっくり。

 まあ,どっちかというと「展示がないこと」を確認するために資料館に行った,という側面がなきにしもあらずなので,気にしないことにします。

 で,続いて木曽川へ。笠松港の歴史が展示されております。
 いまは綺麗に整備された河川敷という感じです。これも笠松競馬からお金が出てるんじゃないんかなあ。どうなんでしょうか。

木曽川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず 笠松湊の解説 春かぜや きせる くはえて
笠松と松尾芭蕉
もうそろそろ文字を黒く塗り直した方がよさそう
野ざらし芭蕉道 旧街道の様子 道標 右 いせ道 左 なごや道
すぐ京道
なにか展示されていたのだと思われます 石畳 笠松湊跡地を見守るお社 岐阜県史跡 笠松渡船場跡 石畳

 大垣のところでも書きましたが,江戸期の水運・海運のイメージってわいてこないんだよなあ。
 しかしまあ,全盛期は渡船場としても,木曽川海運の根拠地点としても,重要な役割を果たしたのだと思います。

 というわけで,いい加減競馬が気になるので折り返して競馬場方向に進んでいきます。

木戸跡
名古屋街道と伊勢路の分かれ道

 古い町だけあって,唐突に史跡があらわれますが,まあとはいっても現在何が残っているわけでもなく……。

全く赤くないですが,お稲荷さん ここに賽銭箱 町民憲章

 笠松の神社は,賽銭箱が拝殿の真ん中になく,横とか階段の途中とか階段の前とか,ちょっと変化球的な場所にあることが多いような気がします。
 笠松全般にまで一般化できるのかは分からないんですが,とりあえずこの日探索した神社さんの賽銭箱については「あれっ!?」と思うことが何回かありました。

 で,笠松町でもう1つ大きめの神社,産霊神社に到達。

境内
身体に刻まれている
風車みたいなマークが印象的
稲荷神社鳥居 進みます 奥には2つの神社
右が疫神社
左が笠森稲荷大明神
賽銭箱は共通で,参道右手にあります
拾おうと思ったら拾える位置に… 笠森稲荷 疫神社 池の中心に弁天様 アップで 正面から
市杵嶋神社 舞台 改修が必要に思えます 天神様 左右に牛が
ドラえもんの鈴みたい 右の牛 お社 産霊神社由緒書
写真だと読めない
拝殿
クロガネモチ
老衰甚だしい
斜めから 舞台 境内を横から

 笠松ってお稲荷さんが多いですね。奉納されてる鳥居も多いですし,お稲荷さんが人気なんだろうな。商業の町だからかな?

犬のフンの後始末をしっかりしましょう!

 てなわけで,産霊神社を出ます。
 途中,善光寺に寄り道。境内の写真を撮ってたらお寺のご家族が車で帰ってきまして,気まずくなって退散してしまいました。べつに気まずくなる必要なんてないんだけど……。まあいいや。
 入って左手の一角に釈迦如来像があったり,よく分からない台座があったりして,興味深いお寺様ではありました。そういえば,神社って小規模な場所でも由緒書があることが多いですが,お寺ってあまり由緒書を掲示しないですよね。まあ,観光寺院でもない限りお寺の歴史は檀家さんが知っていれば足りるんでしょうが……。
 この善光寺は,ホームページがあり,沿革はホームページ上では公開されております。どうも,昔は笠松陣屋の牢屋があり,処刑場だったようですね。怖い怖い。

釈迦如来銅像
「震災記念」と書かれておりますが,
どの震災のときに建てられた銅像なのでしょうか?
この台座の上に何が? 史跡 大臼塚跡
どれが石碑なのかよく分からず
本堂 お地蔵様

 そして,鮎鮓街道の碑。
 大久保長安が家康に鮎寿司を献上していたときの運搬ルートだったようですね。発酵するのにかかる日にちまで計算して江戸に運んでいたとは……恐れ入ります。

案内図 街道の碑文 横にあるお社 遠くから 現在の鮎鮓街道

 最後に,桐白稲荷。
 どうも賽銭泥棒相手に苦慮されているようです。およそ神社とは思えない口調での注意書きがなされておりました。しかしまあ,張り紙を見る限り4回は賽銭泥してるようで……そりゃ怒るのも無理はないな。

遠くから鳥居 右手のお社 くぐる お稲荷さん
久々に「たわけ」という言葉を見た
ところで,「俺」ってのは宮司さん?
氏子総代さん?
薄くなってますが,
こっちも憤りの文章
笠松駅に戻りました

というわけで,笠松町探索終了。
よーやく,笠松競馬であります。

笠松2笠松競馬

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