宮崎旅行記2013（綾町めぐり編）

宮崎旅行記2013その４（綾町めぐり編）

　日が変わって宮崎旅行2日目。いよいよ待ちに待った綾競馬です。綾町に行くことなんて金輪際無さそうなので（ただし，再び綾競馬に行きたくなる可能性は否定できませんが），綾城も見ておきたいのですが，どうするかは現地に行って地理感覚をつかんでから考えることにします。とりあえずの方針としては，最終レースが3時頃なので，それが終わってから綾城攻略，という感じでした。
　綾町まではバス。バスに揺られて数十分，無事綾町バスターミナルに到着です。小雨がぱらついてますが，たいしたことがないので観戦に支障無しかな。

　バス乗り場から，向かいの寺院を眺めつつ，十字路にある物産館に行きます。何をするかというと，俗に言うトイレを借りるってことになります。トイレを借りつつ，道順を確認。確かバスもあったはずなんですが，バスは駐車場をまわるだけで町役場方面にはこないんだっけか……。

　と，トイレで踏ん張りながら綾競馬をスマホで検索していると，重大事実が発覚しました。

　　雨のため開催は翌日に延期！！

　いやぁ，完全に想定の範囲外。というか，これまで多度やいなべで雨天開催の草競馬を観戦してきていたので，草競馬って当然に雨天決行されるものだと思い込んでました。いやはや，これは完全に予想外。多分例年だったら強行開催していたのでしょうが，2013年は運悪く3連休で翌月曜日も休みだから翌日にずらしたんだろうな……。3連休の年を狙ったことが裏目に出るとは……。
　とりあえず，旅行計画を練り直さねばなりません。こちとら綾競馬を見るためにここに来ているわけですから，延期されたからとって綾競馬を放棄するのは本末転倒。翌日に綾競馬を観戦しても，飛行機には余裕で間に合うので無問題。とすると，翌日レンタカー借りて城めぐりするはずだった予定を綾競馬観戦に変えればいいだけです。で，レンタカーをどうするか。普通に車を借りて綾町に来ればいいんでしょうが，バスの中でゆっくり寝たかったのでレンタカーもキャンセルすることにしました。ANAパックだったのでレンタカーキャンセルしてもお金が返ってこないのが想定外でしたが……。珍しく早めに旅程立ててANAパックで申し込んだりしたのが裏目に出たな……。
　なんか色々と裏目に出ていてうらめしや状態なんですが，次に考えねばならないのが突然あいたこの日の予定。このまま宮崎にとんぼ返りするのはあまりにも無意味なので，とりあえず綾城に向かうことにします。


バスセンター	報徳寺確か犬に吠えられたのでここで折り返したはず		この写真を撮った時点で「4日月曜」の表示に気付いてなかった

農産品直売所	トイレはこちら	直売所の前の水場

　この一画に観光案内所もあり，一応地図はいただいたのですが，あまり使い勝手がよくない上に小雨で地図がぼろぼろになるので，文明の利器GoogleMapを手に進むことにします。
　しばらく進むと，遠くに綾城が見えました。天気のせいでかすみがかっているのが残念ではありますが，いい景色です。


遠くに綾城天守	アップで	近くにあったお社

　しばらくいくと，大きな鳥居。綾神社の鳥居ですね。そして，水場にお社。湧水かな？
　で，綾神社の前に護国神社にも寄ります。とりあえず何かあったら全部寄っていく方針であります。
　さらになにか看板があったから近寄ってみたら，大工山古墳という古墳でした。どこまで偉い人の古墳なのかは分からないな。

綾神社の鳥居		水を溜めているようです		古城水神	流れは奥の方から
				競馬は中止でしたが野球は開催中	綾競馬の幟が並びます

　んで，綾神社。特徴的なのは狛犬。こういう造形の狛犬を見るのは人生初です。面白い。
　そして，競馬場廻りで写真を撮っていると，近くにいた方に競馬が明日に延期になったことを改めて伝えられました。いやはや，本当に残念であります。
　丁度よかったので綾城への道を尋ねたところ，車をどこに停めているのかを聞かれ役場から歩いてきたことを伝えると驚かれるとともに，結果的に教えていただいたルートは遠回りルート（車が通るルート）でした。街の人は歩いてこのあたりをまわったりしないんでしょうね。この書き方から分かるとおり，結局僕は教えていただいたルートを使わなかったのであります（すいません）。
　徒歩ルートだと，吊り橋を含む2つの橋を渡っていくのが早いみたいです。

綾神社


				吊り橋から眺める綾城

　そんなこんなで綾城です。綾城については特に予備知識はなく，復元天守ではあるものの，木造で大変手の込んだ復元天守である，程度のものです。島津氏vs伊東氏の争いなんかはよく分かっておりません。そんなわけで，綾城の地理的役割・歴史的役割なんかについては完全に無知なのであります。ちなみに飫肥城についても同じですし，翌日行こうと思ってた都於郡城・佐土原城についても同様。まあ，細かいことは気にしない。
　で，天守だけがやけに有名だったので，意外にも空堀っぽいものが残っていたり，天守まわりの本丸，そしてクラフトの城や陽校記念館がある二の丸などと縄張りや遺構もそこそこしっかりしていることが分かってちょっと興奮。

ぶれた	刀工田中国廣綾城内の展示も含め，この地域ではかなり重要な役割を担った人物のようです		重厚な門	綾陽校記念館

陽校記念館の向かいには見るからに空堀っぽいかたちのもの天守ばかり有名なので堀なんて残ってないのかと思ってた					第2回綾競馬のポスター荒尾競馬組合も後援してます
ヤミ酒をやめて楽しい酔い心地		本丸へ
	城の支柱	縄張りのジオラマ
			内部の木組み		市街地方向
さっき渡った吊り橋	野球場方向	二の丸方向	本丸二之丸間の堀	二の丸廻りの堀	陽校記念館前の堀を逆側から