弘前城植物園

 前回弘前を訪れたのがいつだったのか,もはや記憶からぶっ飛んでおりますが,前回は植物園には寄らなかったはずです。

 そのまえに,藤田記念庭園から三の丸追手門への道。この堀はなんとなく記憶がありますし,このおしゃれなスタバもなんとなく記憶にありますが,スタバはオシャレでNPが及びでない,という先入観から記憶が改竄されているおそれもあるのでなんともいえません。移転時期が2012年というあたりがなおさらこわい。

三の丸堀 スタバ感にあふれるおしゃれなスタバ
但し建物自体はもともと軍のもの

 続いて,三の丸追手門。確か前回は三の丸追手門が一般公開されてたんじゃなかったかと思います。違ってたらどうしよう。とりあえず,現代人が中に入れるだけの大きさのある門であることは間違いありません。


 さあ,久しぶりの弘前城です。親切な(暇そうな)観光ボランティアの方に案内図をいただきました。まあ,こちとら時間的にも制限が有り,目的地は決まっています。まずは植物園。場内はきれいに整備されており,迷子にならずにすみます。


 さてさて。NPの特徴として,貧乏性である,ということが挙げられます。本来,ここには大石武学流庭園を見に来てるわけですから,そこを目指してそこに体力と時間を集中すればいいものを,あちこちふらふらして時間と体力を消耗するわけですね。困ったものです。

 てことで,まずは白神山地コーナー。白神山地が世界遺産であることはよく知っておりますが,そこのブナがなにがどう凄くてどう遺産として保護しなきゃいかんのか,さっぱり分かっておりません。

 
三の丸追手門から続く土塁
植物園に入らないと子の角度では見られません

 そして,ロックガーデンを経て知床コーナー。やはり北の植物園だけに,北のものを多く収集しているようです。こういうこだわりは素晴らしいですね。
 そして,花ごよみの径。季節ごとにJRAのレース名になっている花を集めた場所……をつくるには,弘前植物園をJRAの援助でズブズブにしないとダメでしょうね。


  
エゾノキリンソウ
ウマにいそうな名前
 
花ごよみの径
 

シャスターデージー
これもウマにいそうな名前


アネモネ
この時期に咲く花なの?


シラン。
紫の蘭だから?




シャクヤク
芍薬賞はいつだっけ


ルピナス
 

キバナノコギリソウ
シゲルコギリソウ,というウマは今後出てくるのだろうか


多分なんかのキャラクター


花時計

 それから,クジャクです。クジャクというと,緑っぽいあいつが思い浮かぶんですが,ここのクジャクは白い!こんな種類のクジャクもいるんですな。雌クジャクはどっちに反応するんでしょうか。クジャクの色覚ってどうなってるんでしょうかね。

  
カルミア。個人的にはあまり好きな柄ではない。

 そして,いよいよお待ち兼ねの大石武学流庭園です。
 これは確かに説明で見た大石武学流庭園,という感じで,アップダウンも少なければ,回遊もできません。江戸の大名庭園に慣れきった身としては,歩き回れないのはちょっと物足りないですが,こういうものなのだから文句を言う方が野暮です。ただ,なんか紐が張られていて,見栄えという意味ではちょっと残念でした。鳥避けか虫除けでしょうかね?あるいは,まわりの木から飛んできた葉が池に入らないようにするため?



 それから,万葉植物園,ローズガーデン。万葉植物園は,万葉集に出てくる植物が並ぶコーナー。ソメイヨシノみたいな新参者には用はないのであります。こういうまとめかたは興味深いですね。
 そして,バラはまあ時期の問題もあって若干イマイチではありましたが,どこかで聞いたことのある名前の花がたまたま咲いていたのでよかったよかった。


迷子防止の看板 土塁がしっかりしております 万葉植物園 うめの句
ロブロイ マウンドシャスタ ブルームーン 水路も美しく

 続いて,特定用途樹見本コーナー。様々な用途に用いられる樹木が展示されています。そして,同趣旨の展示として見本庭園コーナー。植物園というものの歴史的背景や,この植物園を誰が運営しているのかとかはさっぱり分かっていないのですが,このような,様々な用途に用いられる樹木や庭園を展示することで,このテの樹木の取引や庭園づくりとかに役立てよう,という意識があるんでしょうかね?
 






 そして,湿生植物園。弘前という場所に湿地感はゼロですが,頑張って作庭されております。

 
ヒオウギアヤメ

 で。よーやく,最終目的地の三の丸庭園に到達です。寄り道が酷すぎた。まあ,楽しかったからいいんだけど。
 この三の丸庭園。ここも大石武学流庭園として名高いわけですが,この日は清掃作業中。ところどころにブルーシートがみえる庭園でありました。皆様が作業されている石の部分は,枯山水でいいんですよね?
 それにしても,皆様が必死に作業されている脇をふらふらと抜けていくのにはなかなか申し訳ない気持ちになりますな……。


 というわけで,あとはゴールを急ぎます。植物園でこんなに時間を取られるとは思ってなかった。

太郎杉の幹
太郎杉というと日光を思い浮かべますが,弘前にもあるのです
遠くに見える辰巳櫓 花時計 弘前中学校跡地 辰巳櫓

 というわけで,弘前城植物園を回り終えました。非常に見所の多い植物園でした。だいたいにおいて,植物園の中に2つ大石武学流庭園庭園がある,ってのが面白いよな。

 てことで,いよいよ天守台から移動した天守です。

庭園賞藤田記念弘前城



旅行記TOPその他テーマ