This is Urawa

 おかげさまで日本国は平和に平成最後の建国記念日を迎えることができました。
 せっかくの建国記念日ですから,日本国のこれまでの歴史に感謝しつつ,令和の世の平和を願って競馬場に行くことにします。てことで,かなり久しぶりの浦和です。浦和競馬には,かつては毎年浦和記念に行っておりまして(平日が暇な身分ってうらやましいですね),また第1回北海道遠征の際も,さきたま杯経由で北海道に行ったのでした。南浦和からバスに乗ったり,浦和駅から歩いたり,いろいろなルートで乗り込んだなあ。当時はまだグーグルマップなる文明の利器を使っておらず,浦和からまっすぐ歩いて適当に右にまがった結果,競馬場の周りを大回りする羽目になったりもしたのでした。
 この日は原則に戻ってバスで向かいます。多分レッドボルテージに用事がなかったんだろうな。オフシーズンですしね。
 ちなみに,私は某大学院時代,「浦和競馬場に行きたかったがお金がなかったので道ばたにあった自転車を使った。返すつもりだった」というストーリーの物語に対し,「なんで無料バス使わなかったの?」という,クラス内の誰もが想定していなかった質問を投げつけてダメ人間っぷりを晒したことがあります。懐かしいですね。そんな質問ができるのも,私が南浦和からちょこちょこ競馬場に行ってたからです。

サッカーの街ですが
競馬の街でもあります
入場口

 そんなこんなで浦和競馬場。浦和はJBC開催に向けて絶賛スタンド改築中です。祝日とはいえ,浦和なのでそこまで混雑しません。スタンドも1つで足ります。
 久々すぎて,場内は覚えてる部分もあれば忘れてる部分もありました。パドックの絵はなんとなく記憶に残ってます。飲食店街の充実っぷりはさすが競馬場。大宮競輪とは比べものになりません。

入場して真っ正面 歓迎
浦和競馬組合
本日はJRAの払い戻しは
おこなっておりません
ここは手荷物はコインロッカー方式
南関はロッカーメインですね
その脇の警備本部
そして,「洗面所」という
前時代の表示がでかでかと
お茶サービス
温かいお茶は別の場所
誰もいないパドック
ケータリングコーナー 騎手一覧。ピンク内田さんは浦和におりました 予想屋さん 左に折れます 飲食店街

 んで,とりあえず久々なので場内をぷらぷら。正面は第7投票所。ビジョンの脇から入って,奥に抜けることができます。ここを抜けると一気に人がいなくなります。

入口 第7投票所 奥側から入り口を 奥のトイレはすいております

 で,ここからスタンドに戻る際には,第7投票所と3号スタンドの間を通ることになります。ここにあるのが浦和名物巨人専用投票所。浦和なのに(せめてロッテでなく)巨人とはこれいかに,といいたくなるところですが,とにかく窓口が高い。ギャンブラー揃いで有名な西武の選手もこれだとさすがにきつかろう。稼働期はいったいどうやってここを稼働させていたのか謎ですが,もしJBCでここを再稼働させるのならば,これだけを見に行ってみたいところ。


 んで,3号スタンド。この時点で稼働してる唯一のスタンドでありました。
 入ると,チェスノウマ号が出迎えてくれます。どうも川越からの移籍組らしく,いったいどういう経緯で川越,そして南浦和に入厩することになったのか,素人としては気になります。いきなり浦和に入るよりも川越を経た方が捨てられにくいのかもしれません。で,ここにはQRコードがついていて,ヤジマキミオさんのホームページにアクセスできる……はずだったのですが,残念ながらniftyのホームページはアクセス不可能になっているのでありました。すでにべつのところにホームページを作られているようなので,浦和競馬様におかれましては,早急になんとかした方がよろしいかと……。ちなみに,同氏のページで「現在展示中」になっているチェスの馬の展示場所は南浦和駅になっており,こっちはこっちで更新していただかんといかんですね……。


 ちなみに,JBC開催に向けて気合いの入る浦和は,特設サイトをつくり(ちらっとヒサトモの最期の話が出てきて驚きます),埼玉新聞社から70年記念本を出しただけでなく,競馬場内にも浦和競馬の軌跡についての展示をしておりました。文系としてはこういう歴史は非常に気になるところです。おそらく今年のセンター試験には浦和がらみの問題が出ることでしょう。
 冗談はさておき,これを見て,初めて浦和競馬場で障害と繋駕が行われていたことを知りました。今や本当にマイナー競技になってしまった繋駕競走,果たして今後日本からフランスのアメリカ賞を勝つ馬は出てくるのでしょうか…。
 あと,写真を見ていると,「かつてはこんなに混んでいた」アピールが凄いんですが,これはスタンド改築予算をとるときに「JBCではこうなるぞ」と脅しをかけるために使ったのか,それとも過去の栄光を忘れられない年長者スタッフが写真を選定してコメントを書いたのでしょうか。

パカパカコバトン発売中 浦和競馬のあゆみ 過去から未来へ

 んで,あとはいつもどおりスタンドをぶらぶら。
 2階は外に出られる座席構造,3階は窓越しです。割と新しいスタンド(上の「あゆみ」だと平成3年竣工)なので,柱も少なく広々と馬場を見ることができます。
 なお,4階と5階には指定席があるという噂がありますが,行ってないので噂の真偽は確かめられません。

2階のコンコース 階段 売店 肝心の餌を与えないで
という部分が日焼けして
消えかかっております
観戦席からぐる〜っと
ヘリポート先の倉庫のドアはレース日にも開閉されているのが分かります
カタカナで「ウラワケイバ」の
植え込みが今の時代新鮮
座席部分

 そして,3階。比較的天井が低いです。JBCで人がいっぱいになったら,結構な圧迫感が出そう。
 今日の昼は下の売店群ではなく,へぎ蕎麦。へぎ蕎麦という名前は何度か聞いたことがあるのですが,へぎ蕎麦をへぎ蕎麦と認識して食べたのはおそらくこれが人生初のことだと思われます。Wikipediaさんによると,普通のそばとつなぎが異なるようです。まあ,私のような味音痴には違いはさっぱり分かりません。すいません。まあ,これだけじゃ足りなくて,あとでモツ煮を追加しております。こんなんだからメタボるのでありますよ。

3階コンコース 座席からの眺め 気品を持ってゴミ箱へ
グルメガイド 売店
多分これを撮ってるときに
長老に捕捉された
今日の昼食はへぎ蕎麦 上から売店群を

 さて。令和最初のJBCは浦和で行われます。そして,浦和競馬場は競馬場70周年とJBC開催に向けて準備をおこない,2号スタンドの建て替えをおこなっておりました。私が訪れた2019年2月時点では,まだ2号スタンドは完成途上。まあ,この完成途上の構造物はなんとなく男心をくするぐものがありまして,未完成の骨組みがなんかガッタンガッタンと動き出したりしないかわくわくしてしまうのであります。
 それにしても,この状態から半年足らずでスタンドが完成してしまうんだな。建築技術って凄いんですね。



JBC浦和始まる
なんかよく分からんキャッチコピー
出番を待ってそびえ立つ2号スタンド 2号スタンド完成イメージ
2号スタンドが完成すると客層が日本のおじさん軍団から
若めの外国人軍団に変わるようです。これは完成が楽しみですね!!
3号スタンドから2号スタンドの前を通って
ゴール前まで行くことになります
3号スタンド 旧1号スタンド
今は審判塔
パドックからはここを通って
ゴール前に直行可能
ゴール前の様子 ぽつんと立つこのマンション
どういう経緯でこれを
建てられたのか気になる
絶好の競馬観戦スポットですね
Winning Post

 てことで,長老とも合流して,あとはいつも通り馬券をポチポチ。さあ行こうぜおお浦和ケイバ。
 それにしても,浦和はコンパクトな競馬場で,これで2号スタンドが開通してパドックとスタンドの行き来が楽になったら非常に快適に競馬観戦できるはず。首都圏でこれは非常にうれしいですな。

パドックの様子 掲示板も見やすい

 この日の特別戦は3つ。まずはフェブラリー特別。どこぞの府中とかいう田舎町でおこなわれているフェブラリーSよりも特別感がありますね。個人的には,2番イーストスパークルの馬装が好きです。

馬名 所属 性齢 負担 騎手 調教師 馬体重 タイム 着差 上り
1 4 ブルベアノザワナ 川崎 牡 4 56.0 本田重(船橋) 鈴木義 468 -5 1:36:2 38.9 6
2 6 リンドグレン 船橋 牝 5 54.0 繁田健(浦和) 山下之 449 0 1:36:3 1/2 39.4 1
3 9 ウインブロンクス 川崎 牡 4 56.0 矢野貴(大井) 高月賢 449 -1 1:36:9 39.8 2
4 2 イーストスパークル 浦和 牡 8 56.0 笹川翼(大井) 工藤伸 444 6 1:37:3 38.8 4
5 3 アカンタレ 浦和 牡 4 56.0 半澤慶(浦和) 岡田一 465 1 1:37:3 クビ 39.3 11
6 1 オモウツボ 船橋 牝 4 54.0 森泰斗(船橋) 新井清 489 -7 1:37:3 ハナ 39.5 5
7 8 フィオッコ 川崎 牝 4 54.0 本橋孝(船橋) 林隆之 427 -3 1:38:0 39.1 12
8 10 プラジュニャー 浦和 牝 4 54.0 和田譲(大井) 宇野博 476 8 1:38:1 3/4 40.9 3
9 12 スプンタマンユ 浦和 セン 4 56.0 川島正(船橋) 宇野数 483 7 1:38:3 40.4 9
10 7 ミッキースプリング 川崎 牡 5 56.0 伊藤裕(川崎) 武井和 478 2 1:38:5 3/4 40.9 8
11 5 チョリータ 浦和 牝 5 54.0 吉原寛(川崎) 小澤宏 510 5 1:39:1 41.0 7
12 11 モンスターブレイヴ 川崎 牡 4 56.0 真島大(大井) 田島寿 496 4 1:39:2 1/2 41.2 10

 この日のメインレースは建国記念の日特別。そのまんまなレース名ですが,もはや天皇誕生日に行われなくなった天皇賞などよりも価値があるという見方もできなくもないような気がしなくもないです。
 メインレースだけあって,クラスはA2B1一組。勝ったストロングハートはエーデルワイス賞を勝ったことのある実績馬(ただし今回の勝利はそれ以来)。2着のシークレットアリアは米国産馬のくせに(という書き方は失礼なのだが)浦和でデビューしていて,いったいどういう経緯でこうなったのかちょっと興味深いです(デビュー時の馬主さんをみると,最初から中央でなく南関で活躍させる意思で買ったっぽいな)。このレース2着後もいくつか勝ち星を重ねているようですが,果たしてどこまでいけるか。ほかにも,JRAでオープン勝利実績(福島2歳ですが)のあるラズールリッキーや,JBCスプリント出走歴のあるバーンザワールドなど,多士済々なメンツでした。

馬名 所属 性齢 負担 騎手 調教師 馬体重 タイム 着差 上り
1 5 ストロングハート 川崎 牝 4 55.0 森泰斗(船橋) 内田勝 496 5 1:27:6 38.6 2
2 2 シークレットアリア 浦和 牝 5 53.0 左海誠(船橋) 小久智 491 9 1:27:7 3/4 38.8 3
3 8 ジーケーワン 川崎 牡 6 55.0 繁田健(浦和) 高月賢 534 1 1:27:8 1/2 38.3 5
4 11 リュウノプリンス 船橋 牡 9 55.0 真島大(大井) 齊藤敏 496 0 1:28:0 3/4 38.8 7
5 6 ラズールリッキー 大井 牝 6 55.0 矢野貴(大井) 森下淳 454 -10 1:28:3 11/2 39.2 6
6 1 ハクサンベル 船橋 牡 5 57.0 吉原寛(川崎) 矢野義 465 -5 1:28:4 3/4 38.9 1
7 7 スティレット 船橋 セン 9 57.0 本橋孝(船橋) 岡林光 463 8 1:28:8 38.9 11
8 3 シャドウチェイサー 川崎 セン 7 57.0 山崎誠(川崎) 山崎尋 472 -5 1:28:9 クビ 38.4 9
9 9 バーンザワールド 川崎 牡 8 56.0 ☆吉井章(大井) 加藤誠 460 0 1:28:9 アタマ 38.6 10
10 10 ファイヤープリンス 浦和 牡 8 57.0 笹川翼(大井) 小久智 538 6 1:29:4 21/2 39.6 4
11 4 ジュンザワールド 浦和 牡 6 57.0 的場文(大井) 小久智 537 -3 1:29:9 21/2 40.8 8

 それにしても,南関は森泰斗を中心に回っているのがよく分かります。そして,いまいち取捨がよく分からない。


 最終は春告鳥特別。「春告鳥」と書いて,ウグイスと読ませるのかと思いきや,そのまま「はるつげどり」と読みます。まあここでひねる必要もないわな。
 このレースにはナムラメルシーという,ナムラコクオーとマキシムメルシーを足して2で割ったような名前の馬がおり,こんな名前だったら当然その一族だろう,と思わせつつ,なんと見てみてびっくり,母の母はフローラルマジックです。つまり,近親ナリタトップロード。これは買わないわけにはいきません……と思ったら,出走取り消し。2走続けて出走取り消しって,一体何が起きているのか。そして,このあと高知に移籍。移籍後はこれを書いている2019年10月現在,5戦3勝。こんな名前と血統を持っている馬,是非これからも幸せに過ごしてほしいものです。
 そして……このレースを買ったのが同じくナムラの馬(もちろん馬主は変わってるけど)。そして,生産者は伊藤さんです。そういうオチか……。
 あと,このレース8着のジッテは金沢日本海スプリント優勝実績のある重賞勝馬でした。これは当然今知った。

馬名 所属 性齢 負担 騎手 調教師 馬体重 タイム 着差 上り
1 11 ナムラアヴィ 浦和 牝 5 54.0 吉原寛(川崎) 薮口一 454 9 1:42:6 38.8 6
2 6 ハヤブサライデン 浦和 牡 7 56.0 繁田健(浦和) 川村守 506 -1 1:43:1 21/2 40.2 1
3 2 ジェイチャレンジ 川崎 牡 4 56.0 石崎駿(船橋) 八木仁 527 4 1:43:1 クビ 39.6 4
4 5 パルパルパピヨン 浦和 牝 7 54.0 和田譲(大井) 小澤宏 510 8 1:43:1 クビ 40.4 9
5 10 エミノマユアク 船橋 牝 6 54.0 高松亮(浦和) 渋谷博 479 -5 1:43:2 1/2 38.8 7
6 8 ジッテ 船橋 牡 5 56.0 山本紀(船橋) 山本学 478 4 1:44:0 41.3 5
7 9 ホワイトキングダム 川崎 牡 5 56.0 矢野貴(大井) 高月賢 485 3 1:44:1 1/2 40.6 3
8 1 プレミアムゲーム 川崎 牝 5 54.0 的場文(大井) 加藤誠 524 2 1:44:2 1/2 41.2 2
9 7 ダイメイリシャール 浦和 牡 8 56.0 吉留孝(浦和) 野口孝 513 4 1:45:1 40.8 8
3 ナムラメルシー 川崎 牝 5 53.0 ☆櫻井光(川崎) 田邊陽 取消
4 トンドゥアモール 浦和 牝 6 54.0 達城龍(大井) 岡田一 取消

 そんなわけで,この日は終了。浦和は最初にちょこっと当たっただけでそのあとは負け続けましたが,交流の佐賀記念があたり,無事プラス収支で1日を終えることができました。めでたしめでたし。


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