トリの旅行記北米編 9/14

 メトロポリタン美術館。世界4大ミュージアムの1つ。今日はそこに行く。

 N.Yの地下鉄。イメージとしては暗い、汚い、危険の三拍子がそろった代物だがいざ乗ってみると意外にそうではなく便利である。その地下鉄でメトロポリタン美術館へ。開館前から人があふれている。さすが4大ミュージアム。

 中身の解説はいらないであろう。なにしろ芸術とは無縁の生活を送っているものには「猫にこばん」「豚に真珠」「馬の耳に念仏」なり。解説の仕様もない。すごい。広い。そして疲れる。以上。
 
 いくつか気に入った絵があった。あれなら、5万円までなら出そうという気になった。5万円。かなりの大金である。それだけあれば1ヶ月暮らせる。1ヶ月の生活と絵、なかなか釣り合う絵なんて存在しない。

 古代エジプトの棺おけが並んでいる部屋に入る。その瞬間S.Wが「ここ駄目」などと言い出す。そのせりふ5年くらい前に同じようなシチュエーションで、”ぎぼあいこ”が言っていた。いつから彼に霊感が備わったのだろう。科学者の私はそんなもの絶対に信じない。

 セントラルパーク。N.Yの中心にあるでかい公園。犯罪の巣窟。そんな、セントラルパークに行く。なんと人々が芝生でごろごろしているではないか。何やらのどかな光景。SAMもごろごろ。S.Wもごろごろ。私は回りを警戒。だって危険に違いないんだもん。でも、やはり昼下がりのセントラルパークはのどかな光景が広がるばかり。犯罪のにおいはしない。

 昼飯にピザハットへ入る。何故、ピザハットかといえば昔SPEEDがCMをしていたから。他に理由などない。とりあえず入る。とりあえず注文。さっぱりしたものを飲みたかったので「ICED TEA」を注文。で、席について飲む。アイスティーではなかった。思わず返品しそうになる。なんだこれは。私の知っているアイスティーではない。これは砂糖水を褐色にした液体だ。こんなもん飲めるかと思いつつも残すのはもったいないので飲み干す。この手のものを常食すればいずれはアメリカンのようにビッグな男になるであろう。

 いざ、国連へ。と思って入ろうとしたら警備員に静止される。どうやら、観光客は入れない日らしい。別にそこまでして入りたくねーよ。というわけで次の目的地へ。

 ワールドトレードセンター。N.Yで1番高いビル。高い金を払って、高いビルに上る。屋上に出た。うーん。富士山よりは低い。でも、しかたがない。富士山は日本のシンボルだから。アメリカのシンボル、自由の女神が見える。意外に小さいな。マンハッタンを見回す。あきる。降りる。

 夜はミュージカル。初めにブラシで床をたたく人々が出てくる。それからクレーコート整備用のブラシを連想してしまう。ミュージカルの内容?内容は無いよう。まじで。ないの。本当に。見てみればわかるって。SAM,NP,S.Wの3人が寝てるような気がして横を見たらやはり寝ていた。まあ、そんなミュージカル。でもつまらないわけではない。それなりに面白い。

 ミュージカル後、「ルイージ’s」なる店でスパゲッティーを買う。ホテルで食べようとテイクアウト。1人分なのに手にやけにずっしりくる。部屋であける。脅威のソーセージ・スパゲッティー。これは私の知っているソーセージではない。肉隗である。しかもめんの量がグリスパのMの3倍程度(感触的に)当然食いきれない。やぶれさった。アメリカ恐るべし。

 2日目終了。今ごろN.Yにいるのは実質5日間だと気づく。日本では8日間つぶれるのだが。

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