高松から阪神にジャンプ!

 香川県高松市といえば,いうまでもなく四国を代表する競輪場,高松競輪場の所在地です。そして,なにかと愛媛の松山と四国の覇権争いをする高松ですが(競輪のウイナーズCの第1回は高松が取りました),松山との最も大きな違いは,高松には競輪場だけでなくWINSもあることです。
 私NPが高松に住んでいた頃,WINS高松にはたびたびお世話になっておりました。県庁通りのバス停まで自転車で出て,そこからバスに乗って乗り込む,という流れがメイン。帰りは県庁通りから栗林公園に行ったりしてまして(栗林公園は年パス持ってた),自分が庭園にはまったのはこのときがきっかけです。

 さて,WINS高松では定期的に阪神・京都競馬観戦ツアーが組まれます。
 今回申し込んだのは,2008年9月のツアー。この日は阪神ジャンプSという秋に向けての重要な一戦が組まれております。そして,うれしいことにレース終了後のバックヤードツアーまでもセットになっております。普通に阪神競馬のバックヤードツアーに申し込もうと思ったらかなりの激戦になるところ,高松組はあっさりとツアーの席を確保することができるのでありました。
 そして,この日のツアーを組んでいただいたことでんバスさんのご厚意で,行き帰りも非常に楽でした。本当にありがとうございます。

途中休憩した淡路島のSA

 こちらのツアーは指定席がとられているため,バス席と競馬場の席もすべて指定されております。NPのようなお一人様は同様に一人参加の方とセットになります。自分はシステムがまったく分かっていなかったのですが,横に座られた方は何回も参加されている方のようでした。
 せっかく指定席が確保されているにもかかわらず,結局NPは下の方をうろつくのでありますが……。

 そして,メインレースの阪神ジャンプS。
 レースは,小倉サマージャンプで1着だったバトルブレーヴが1番人気。同レース2着のコウエイトライが2番人気。小倉ではコウエイトライが62.5kg,バトルブレーヴが61キロで6馬身差ついていたのが,ここで斤量が逆転して果たしてどうなるか,というレースであります。


馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 通過 上り 単勝 馬体重 調教師 馬主 賞金
1 8 コウエイトライ 牝7 60 小坂忠士 3:26.4 2-2-1-1 13.1 3.5 2 490(+6) [西]田所清広 伊東政清 3,350.4
2 10 バトルブレーヴ 牡6 62 菊地昇吾 3:27.1 4 4-4-3-2 13.2 1.8 1 526(-10) [西]本田優 宮川秋信 1,314.4
3 12 ミヤビペルセウス 牡8 62 穂苅寿彦 3:27.9 5 7-6-3-3 13.2 21.8 5 468(+2) [東]戸田博文 村上義勝 837.2
4 5 ドングラシアス 牡4 60 熊沢重文 3:28.1 1.1/4 3-3-3-5 13.3 94.1 11 506(-6) [西]柴田政見 山田貢一 500.0
5 3 テイエムモノノフ 牡4 60 佐久間寛 3:29.1 6 5-5-6-6 13.3 92.4 10 470(+12) [西]鹿戸明 竹園正繼 330.0
6 4 ブラックレディ 牝4 58 五十嵐雄 3:29.4 2 9-8-7-7 13.3 25.9 6 486(-12) [東]浅野洋一 鳴田啓志
7 13 トーワベガ 牡4 60 北沢伸也 3:30.1 4 10-10-8-8 13.4 143.0 13 482(-6) [西]橋田満 齋藤すゞ
8 11 メイショウタロー セ9 60 白浜雄造 3:32.8 12-12-11-10 13.6 50.8 8 460(+4) [西]高橋隆 松本好雄
9 9 ランドベスト 牡6 60 岩崎祐己 3:33.9 7 6-7-9-9 13.6 51.4 9 506(-2) [西]安達昭夫 木村善一
10 14 ジョッシュ 牡9 60 植野貴也 3:37.7 8-8-10-11 13.9 249.1 14 452(-10) [東]浅野洋一 広田健司
1 フミノトキメキ 牡7 62 黒岩悠 100.1 12 512(0) [西]目野哲也 谷二
2 ユウタービスケット 牡4 62 蓑島靖典 10-10 29.2 7 480(-4) [東]南田美知 上山利広
6 マックスチャンプ 牡7 60 西谷誠 16.9 4 492(0) [西]梅田智之 田所英子
7 テイエムヤマトオー 牡7 60 出津孝一 1-1-2-3 6.1 3 518(0) [西]岩元市三 竹園正繼

 レースは,序盤はテイエムヤマトオーが引っ張ってコウエイトライ(この頃はまだ姐さんと呼ばれてなかったような気がするけれど,どうだったっけかなあ)が2番手。
 道中コウエイトライが先頭に立ち,応用にバトルブレーヴが2番手へ。しかし,直線も差が詰まらず,コウエイトライが優勝,バトルブレーヴが2着。逃げたテイエムヤマトオーは体力が尽きて最終障害で落馬でした。人馬ともに異常なし。

 そんなわけで,トライ姐さんおめでとうございます。



 さて,メインレースが終わるとあとは抜け殻のように外し続け,いよいよバックヤードツアーであります。
 最近は障害重賞の日は競馬場と障害の騎手の方々とでバックヤードツアーを開催していることが多く,WINS組のバックヤードツアーは組まれてないようです。この日は障害騎手の方の参加はありませんでしたが,それでも抽選の心配もなくツアーに参加できたんだから非常にラッキーでありました。


馬場内って閉鎖されてたんですね パドックスペースの中に入ります 騎手控室 地下馬道へ 装鞍所
阪神競馬場の地下ダンジョン 輪乗りスペース 馬場に出ます
Winning Post ダートの砂はこんな感じ 審判室を見上げる ダートコース
こうやってみると坂の存在は
なかなかのものです
排水溝 芝コースは馬場整備中
憧れの阪神障害コース 障害脇の退避スペース 生垣障害
蹄の跡がみえます コースを振り返る 芝はこんな感じ 内馬場の発売所
竹柵障害 見上げてみる 奥にはグリーンウォール
もう1回地下ダンジョンを進む ウイナーズサークル!! Winning Post 上を見上げる
検量室へと向かいます 検量室 上のクルクルを下ろすこれが降りてきます
騎手のプロテクター 斤量調整はこれで 勝負服(JRAの貸し服ですね)
ヘルメット。バイクには乗れません 検量室施錠時間のお知らせ ありがとうございました!!


 というわけで,これにてバックヤードツアー終了。障害を間近でみられて幸せでありました。
 それにしても,アスコットのバックヤードツアーのすかすかっぷりとかを考えるに,イギリス人ってのはなんでこういうのに興味を示さないんでしょうか。というか,自分も含めて日本人ってなんでこういうの大好きなんでしょうかね。人種問題なのかどうかも分からんですけど。

帰りも淡路島から明石海峡大橋 つるまるうどん

 というわけで,カレーうどんを食べて1日を終えます。お疲れ様でした。



旅行記旅打ち