であいの高知2008

 これを書いているのは2021年です。そこから遡ること13年。2008年8月、高知では「花・人・土佐であい博2008」なるイベントがおこなわれておりました。花と人と土佐とにいったいどういう関係があるのか、「土佐と言えば竜馬」「土佐と言えば鰹」「土佐と言えば鯨」「土佐と言えば高知競馬」な私としては、まったくコンセプトが分からないのでありますが。思うに、2010年に龍馬伝が大河ドラマ化することになっており、それと関係して予算が組まれたのではないかと思います。
 2021年の今となっては、過去になにがおこっていたのかはっきりしませんが、当時のウェブサイト(http://www.deaihaku.com/)は当然もはや使われておりません。
 Internet Archiveで見てみると、2008年10月28日時点ではまだであい博のホームページは残っています。というか、まだ開催中かな?これが2010年3月1日になると、「土佐・龍馬であい博」という名前の博覧会に衣替えしており、龍馬伝放映に合わせて観光キャンペーンを打っていたことがわかります。
 その後、2013年3月21日になると、「理学療法士の求人を探そう」というサイトにドメインが持って行かれてます。理学療法士の求人にそんな需要があったのかは分かりませんが……。どこかに売りつけるつもりだったのだろうか。この理学療法士のサイトは2015年10月19日まで確認でき、2016年1月21日にはドメインが売りに出されています。その後、2018年11月24日には「婚活サイト・恋活サイトの口コミ評価サイト」になりました。確かに、「出会い」という言葉が入っているわけで、この手のサイトに変貌するのは当然といえば当然です。そして、これを書いている2021年8月2日時点では、「このサイトにアクセスできません」となりました。

 そんな高知県。私にとっては、白馬の会10周年記念特別のために高知競馬場を訪れた際以来、1年弱ぶり2回目の訪問になります。なお、この裏では同期が鳴門でクラス会を開いており、みなさん楽しく交流されているなかの、ひとりぼっちでの高知参戦。我ながら寂しい奴です。

 このときの写真は今見返すと本当に酷く、いったい何を考えて写真を撮っていたのか自分で自分を問い詰めたい気持ちで一杯です。とりあえず、当時高知駅はまだリノベーションの真っ最中で、駅前には何もありません。これなんかももっとしっかり写真撮っておけばよかったと後悔するしかないのです。
 高知駅前には高知高校の甲子園出場を祝う看板が出てますね。この年高知高校は2年連続12回目の出場。1回戦で広陵に5−8で敗れて夏が終わりました。なお、この勝利で広陵は広島商業を越える春夏通算甲子園63勝目を挙げていたようです。この広陵は2回戦で横浜に敗北しています。

高知駅
まだ改修工事中
高知駅電停 はりまや橋電停

 で、まず何をするかというと、昼食です。
 どこで仕入れた情報かは忘れましたが、高知の名物といえばミルクラーメン!2021年に振り返ると、真っ先にラーメンに飛びついていた自分の若さを思い知らされる訳ですが、とにもかくにもミルクラーメン。のちに青森で味噌カレー牛乳ラーメンなるものを食べることになるとは、この時点では当然予想も何もしていません。
 どうもこの店は2021年現在、既に閉店しており、適当に検索していたら俵屋グループがその味を受け継いでいるようです。まあ、13年も経った今、味を覚えているはずもないのですが、普通に食べられる味であったことは記憶しています。まあ、よく考えたら味噌ラーメンにバターを入れる行為は誰もがおこなっているわけで、乳製品がラーメンに合わないという決めつけはよくないですね。

商店街の様子 大橋通商店街の案内
なぜこんな斜めな写真を撮ったのか
本当に謎です
ミルクラーメン
写真がボケてるのが悲しい
へそまがり

 で、ここからどうやって南国市のライブ会場まで乗り込んだのか全く記憶にないのですが、写真を見る限り、おそらく路面電車で後免町駅まで向かったのではないかと思います。
 そして、なぜか電停を上からとった写真が残されています。下からの写真のあとに上からの写真が出てくるので、JRで後免町駅に行ったわけでは無さそう。ということは、写真のためだけに登ったのだろうか。いやあ、ここまで記憶からぶっ飛ぶんですね、というレベルで記憶にないぞ。
 なお、後免については、のちに高知に行った際にながおか温泉経由で空港に向かったことがあり、時間ギリギリで結構グダグダな旅行をしてたときに通ったことを記憶しております。あのとき通ったのは後免駅まわりで、今回の後免町駅とは別物ですね。似た名前の駅があることもこれを書きながら認識した次第です。

後免町電停 後免町駅 ごめんまちこさん 愛称 ありがとう駅 ごめんほのぼのMAP 上からの眺め
ホームの様子 後免町 長尾鶏のモニュメント

 会場へはここからバス。これは写真に残ってますね。ただ、香川のモンスターバッシュのバスはなんとなく記憶の片隅に残ってるのですが、こっちの方は全く記憶にございません。
 このあと自分の記憶にあるのは、現地(会場内)は写真撮影禁止だったこと。そのため、会場の写真は最後の1枚しかありません。
 会場内で何を食べたとか、そういう話題についての記憶は皆無です。

シャトルバス乗り場 多分、天然色劇場の裏手の
吉川漁港
入場待ちの行列 ステージ

 で、この日の様子を検索するときの注意。「であい博+織田哲郎」などで検索しても駄目です。「よさこいサマーフェスタ+織田哲郎」なんかで検索すると、ネット上にある当時の記録がなんとか見つかります。それを見ていて、色々と思い出しました。
 そもそも、なにゆえ織田哲郎なのか、高知出身ならほかにいるんじゃないか、というところからして忘れてた。そうそう。岡本知高さんに曲提供してたんですね。だからこの日織田さんと岡本さんが出演するのでした。あらためて検索してみると(そもそも私はこのCDを持ってないのだろうか。もはや記憶からぶっ飛んでます)、「一輪の花」という曲で、高知県「花・人・土佐であい博2008」イメージソングになっているのです。
 そして、この曲の作詞は岡本真夜さんでした。なんと、こんなところに真夜さんの方の岡本さんが出てくるのか。岡本真夜さんも高知県の中村ご出身なんですね。今改めて岡本真夜さんのWikipedia見てますが、これを見る限り岡本真夜さんが作詞だけ参加するというのはかなりのレアケースなんですね。なお、岡本さんのホームページを見て「へ〜今年25周年なんだ〜」とか平和な感想を抱いてましたが、考えてみたら相川と同一年デビューなんだからそりゃ25周年だ。

 という感じに岡本真夜さんの方に話が行きかけましたが、改めて。なんと、暇人NPも日記に当時の記録を残していました。まずはNP日記から抜粋。

てなわけで,サマーフェスタ。
もちろん織田さん目当てで行きました。その他の方々は初めてです。
オープニングアクトの最初のグループは時間的にちょっとかわいそうでした。
大橋町のよさこいは,この日の昼にミルクラーメン食べに行ったときに見た方々だと発覚。あのときは出陣前だったのかな?

で,FUNKY MONKEY BABYS。今オフィシャル見たら,八王子出身みたいね。知ってたらもっと現場で親近感湧いたのに。てか,多摩地区出身だったら高知県民から見たら敵もはなはだしいよな。
音楽的にはあんまり好きではないジャンルなのではありましたが,ひじょーにいい感じに客の心をつかんでたのではないかと思います。MCで2回織田さんの名を出しただけで僕的には大満足なのですが。ジャンルを抜きにすると,サビとかはいい歌だと思います。
最後に言ってたとおり,モンスターバッシュで会いましょう。

で,いきものがかり。
ジャンル的にはこっちの方がヒットです。
いい曲でした。最近音楽番組見てなくて,mp3でしか聞いてなかったので,ボーカルの人がちょっとイメージと違ってました(いい意味で)。

んで,秋川さんですよ。
声だけで客を持っていきました。すげー。全世代向け,という点ではFMBよりもこっちの方がやりやすいだろうな,とは思うけど,それにしてもすげー。
クラシック系の音楽は,高校時代に何回か聴きに行って以来でしたが,よかったです。MCも含め。
とにかく,圧倒的な声の存在感にやられました。

続いては岡本さん。フルコーラスでこの人の歌を聴いたことがなかったので,ある意味一番楽しみでした。
不思議な空気を持ってる人だなー,という印象。自分の世界で歌ってるというか。
織田さん登場時にマイクの関係で掛け合いがよく聞こえなかったのが残念。

で,織田さん。
いきなりマイナーな曲から始まって,どうなることかヒヤヒヤしましたが……。てか,序盤喉の調子が悪そうに感じたのは僕だけ?
大黒さんとのセッションはひじょーによかったです。咲き誇れ〜を聞けたのもよかった。てか,この曲が大黒さん作詞だと知りませんでした。2人がらみだと憂鬱は〜をやるかと思いましたがさすがにマニアックすぎるのでしょうかねぇ。ローズは大黒さんの感情がこもってて,素晴らしかったっす。この曲,前にもライブで聞いた記憶があるんですが,やっぱり田村さんのときでしょうか。そのときとはまた違った雰囲気でよかったっす。
織田さんのときは前の方に移動してしまったので会場全体の雰囲気はいまいちつかみきれませんでしたが,全体的にひじょーにいい雰囲気になってたのではないかと思います。休憩時間中には「大黒摩季が引っ込んだら帰ろうか」というような会話も結構聞こえてきましたし,まあ混雑考えてそうした人もいたとは思いますが,踏みとどまった人も相当数いるんではないでしょうか。それくらいいいライブでした。アンコールもあるとは思わなかったし。織田ファンとしてはひじょーにいいものを見せてもらった感じでした。

 自分の日記を見て、色々と思い出しました。そうだそうだ、自分が初めて八王子猿軍団ことファンモンを見たのだった。日記にもあったけど、多摩と高知って相性最悪(しかも龍馬伝直前)だと思うんだけど、大丈夫だったんでしょうかね。ファンモンの「告白」はいまでも記憶に残ってます。というか、この曲の印象が強すぎてほかになにをやったか記憶にない。あと、俺はこの年モンバス行ったのか。そんな記憶無いぞ。
 そして、いきものがかりも懐かしい。自分が当時どういう意味で「ボーカルの人がちょっとイメージと違ってました(いい意味で)」と書いたのか全く記憶にないのですが、とにかくいきものがかりを生で見たのは思い出したぞ。
 んで、秋川さん。「秋川さんが声だけで客を持って行ったライブに行ったことがある」という記憶はありましたが、それがこの日のライブだったのか。どういう記憶の仕方だ、という感じだけど。そして、「秋川さんが声だけで客を持って行ったライブに行ったことがある」という記憶はあるのだけれど、肝心の歌ってるときの記憶が出てこない(ファンモンは出てくる)。
 そして、織田さん。そうか、大黒摩季と一緒にやったんだった。自分の日記見てると、ローズなんて歌ったんでしょうか。ちょっとびっくりだ。なお、織田さんをこの手のライブで見たのはこれが最初で、あとは2010年の別府ビーチフェスタくらいです。別府ビーチフェスタは自分が旅行記を書いたこともあって出演者含めて記憶喚起が容易です。やはり旅行記は書かないといかんですね。

 というわけで、高知であい博は終了。どうやって帰ったのかも記憶にありません。ただ、屋台街で餃子とラーメンを食べて、帰りしなにアイスクリンを頬張り、高知も夜10時に商店街が消灯することを確認した、ということは、写真から分かります。それにしても、写真のクオリティが低すぎてビックリします。何を考えていたんでしょうか。


 日記の重要性を確認した2021年でありました。では、おやすみなさい。

高知なのに333


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