唐津にチャレンジその2

 というわけで,唐津神社。
 有名な(といっても知ったのは佐賀のガイドブック買ったあとですが)唐津くんちはこの神社のお祭りということです。まあ,こういう地名のついた神社は旅打ちついでに行くのに向いてますね。

鳥居 手水 末社
水天宮
寿社 唐津神社拝殿


 ボーッとネットサーフィン(←最近あまり耳にしない言葉だな)してたら社報を第1号から(抜粋ではあるけど)アップしてるサイトを発見しました(当然無断リンク)。こういうものをきちんと保存公開するのは凄いですね。
 末社の1つ,寿社は由緒書看板の最後に「このところに御鎮座の『壽様』が,全国唯一の壽社と伝ふ」と書かれてたのですが,神社に詳しくないNPには趣旨がさっぱり。「近年は、学業成就・運気増進の守護神としての尊崇も広まっている」というあたりは神社様のいろいろな事情が垣間見られるような見られないような。

 さて,お参りも済ませて(ちなみに,旅打ちで神社やお寺に寄ったときには旅の安全は祈っても馬券舟券車券的中を祈らず,終わってから後悔するのがNPの常であります(このあと寄る宝当神社は別)。いい加減変な見栄張らずに俗物的なお祈りをしてもいいような気がするんですがね……),続いて神社の向かいにある曳山展示場へ。
 ガラスのショーウインドウのなかに,弾く山が並んでいます。壮観です。昔は各町が保存保管していたのを,ここで集中管理するようになったらしいですね。確かにこんな大事なものを町で保存保管保全するのは大変です。ここで温度湿度を一定に保って保管保全したほうがいいですね。

入口 展示されている曳山 台車の展示 七宝丸だけ外におりました

 曳山はきれいで雄大でありまして,こうやって展示されているものを見るだけでもほげ〜っとなってしまうのですが,唐津くんちを生で見たらまた違う迫力があるんでしょうね。次に唐津に来るのはいったいいつになるやら……。
 ところで,勇壮な曳山が並ぶ中で「唐津くんちを代表する曳山といわれているほど人気が高い」と唐津市に紹介される5番曳山の鯛。いやですね,鯛が非常にめでたい魚なのは疑う余地もないですし,魚屋町という町の特性も分かります。それでも,義経・信玄・謙信らの兜や龍が並ぶ中,よくぞ鯛を,しかもあんなに愛嬌のある姿で,作り上げたものだと思います。もう少し鋭い顔にすることもできたと思うんですが,それをしなかった先人の先見の明には心から拍手を送りたいと思うのでした。時代によっては魚屋町の子どもがほかの町の子どもにいじめられたりしなかったのでしょうか,現代人としては心配になるのでした。
 で,現場では気付かなかったのですが,この鯛,胸びれが動く仕組みになってます。実物がどんな動きをするのか分かりませんが(PCが貧弱すぎてネットにあがってる動画を見る気にならない),よくぞこんな精巧なものを作ったものだと思います。

 というわけで,展示場を出て,唐津城天守閣に向かって歩きます。
 途中,いくつか歴史的建造物があり,ふむふむいいながら進んでいきます。で,進みながらも,当時の縄張りがわからんなあ,などと思ってたわけであります。はい,懺悔は続きで。

唐津にチャレンジその1その3

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