三十路の琴平その2

 そんなわけで,金丸座。暑いです。このあたりまで来ると人通りが激減します。疲れてるのに(疲れているから?)道を間違いかけてえらい目に遭いました。
 どうでもいいですが,忍はもともとどういう旅程を組んでたんだろうか(いやまあフィクションで1日目からして無理筋なのは分かってますが)。初日夜を琴平にして2日目金丸座からスタートって,この日の午後やることないような。西讃のうどん屋めぐりかな。
 中に入ると,団体さん対象?の解説が行われており,便乗して拝聴しました。
 この手の芝居小屋というと,同じ四国の内子座に入ったことがあり,そこで奈落やもろもろの機械構造なんかは見ておりました。なので,ここを見られて大感激!というほどの衝撃は正直なく,ああここで忍が襲われてたのか……とか,重文で動きのあるシーン撮影して内部に傷つけなかったのだろうかとか,まあそんな感想が強かったりもします。とはいえ,歌舞伎小屋の機械構造はやっぱり凄い。歌舞伎それ自体には興味はないのですが,こういうお芝居が生まれて続いてるってのは凄いなあと思うのでありました。

解説 9時5時です 入口 説明中
視線が上に向いているのは
天井についての解説が
あったためだと思います
天井部 椅子 2階部 花道


廊下

囃子方部屋

頭取部屋

大部屋
女形部屋
地下へ

地下は涼しい

2階席


 そして,琴平での最後のイベントは,うどんです。本当は立ち寄り湯にでも寄ってもよかったのですが,丸亀にも行きたかったのでうどんオンリー。
 こんぴらうどん工場店のひやかけです。時間的には昼時を外れ,客はNPのみ。時間を外れてるので天ぷらもなし。お店自体がどちらかというと工場メインで,商品提供はおまけってことのようです。


 そんなこんなで,琴電琴平や燈籠を横目に,琴平駅に戻ります。いざ丸亀。

琴電琴平 燈籠 琴平駅


 そんなわけで,丸亀到着。余計なことはせずに競艇場に直行します。この日はオーシャンカップ最終日だったかな。もはや昔のことなので記憶が……。
 丸亀競艇自体には何度も足を運んでおりました。一時期は丸亀に定期も持ってたしね。山口のF2新鋭の記憶が今でも一番強いな。あれが初めて丸亀に行ったときだったけ……。ううむ,記憶が曖昧すぎる。
 で,そんなわけで,丸亀自体は特別な(旅打ちするような)場所として認識されておらず,それゆえ写真も撮り方が適当であります。今にして思えば,改修前の貴重な丸亀の写真である,といえなくもないんだが。
 丸亀と言えば,焼き鳥とたこ天があまりにも有名。ですが,SGなのでもろもろの屋台がでており,どっちかというとそっちメインで食べました。個人的には一回食べてみたかった寺岡商店の餃子を食べられたので満足です。
 インフォメーション内ではフォトコンテストの作品展示が行われておりましたが,この手のスペースがダメオヤジに占拠されるのはどこも共通ですな。ここはわりとマシなほうだったけど。
 この日のイベントは蛭子さんの予想会。このころはまだアッキーナのトークショーはなかったんだな。まだ千原ジュニアとの記者カメラマン設定の時代だもんなー。そういえばここで太平サブロー氏のやっさんの物真似みたなぁ。あれも新鋭のときか。

 レースは1号艇石野が人気に応えて逃げ。ゴール時にはナイターらしく花火が上がったのでした。夏ですねえ。それにしても,花火の撮り方が下手すぎて我ながら涙が出そうです。
 石野はこの年はこのまま決定戦にまで駒を進めるんだよな。

到着! 入口へ 入りました
この頃はまだ機械仕掛けの
人形が作られてなかったんだな
案内図
個人的にはイベントホールの絵が
なかなか味わい深くて好きです

ビューティーサロンなんてあったのか
タダで配ってたCD
お店 たこ天 焼うどん 寺岡商店の餃子 お好み焼き
客席 通路 グリーンコーナーってなんだっけ
フォトコンテスト作品発表中 南門 運賃払戻も受けられます 夕暮れの競艇場


丸亀駅にて


 そんなわけで,無事30代のスタートを切ることになったのでした。無事,といいつつも競艇は負けてるので,これを無事と呼んでいいのか若干の疑問がありますが。でも20代のスタート(正確には成人の日だったからスタートというわけではないけど)を府中競馬場で迎えた身として思うのは,あの頃は10年後に1人で競艇場に行ってるなんて夢にも思ってなかったなということです。もちろん悪い意味でですが。成長がなさ過ぎて我ながら泣けますね。
 まあ,泣いてばかりじゃいけません。全場制覇に向けて前へ前へ。

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