三景橋立杯その2
Ohもっと亀山

 そんなわけで,亀岡駅に戻って参りました。まっすぐ進むと,まずは堀跡。今は南郷公園という名前です。いかにも堀な目の前の水たまりは,「南郷池」と,池として定義されています。解説によると,これは内堀跡とのことです。
 公園には,一応亀山城の跡であることを示す看板や,復元された鯱瓦が飾られております。もっとも,鯱瓦を飾ったのはロータリークラブとのことなので,行政としてはあまりお金を使ってなさそう。大本教との関係もあるし,亀岡市としては大河ドラマ明智光秀が実現するまでは,この程度の扱いでいくんではないかと思われます。ただこれ,いざ大河明智が認められたら(確か昔京都競馬場で署名させられた(僕が物欲に釣られただけ)ので,誘致はしてるんだろうな),亀山市と大本との間でプチトラブルがおきそう。ちゃんと調整してるのだろうか。

 そんなこんなな南郷公園のお堀跡。まあ,立派な水堀ではありますが,立派な部分は正面だけで,右にちょっと進んで浅い部分に到達すると,若干汚らしい浅瀬に突入。まあ,良くも悪くも自然が残っている,という感じでしょうか。
 なお,ここの脇にあった南郷地蔵の写真を撮ったりしてたところ,女性から亀山城へのルートを尋ねられました。こちとら特にルートを考えずに「とりあえずこの山をぐるっとまわればいつかは着くだろう」という,相変わらず何も考えずに動くことしか考えていなかったので,「すいません,分かりません」的な回答をしてしまったかと思われます。せっかく歴女に会ったのに,なんと申し訳ない回答。反省。

案内 南郷公園へ 亀山城鯱瓦
天守の図
破風などの飾り気の無い
天守だったようです
旧内堀 奥はこんな状態 南郷地蔵

 さて,そんなわけで,左回りでまわっていきました。つまり,大外れ。まわりを3/4進んだ場所に,ようやく目的地,大本本部が登場いたします。NPと同方向に向かって歩かれてしまった歴女の方は,途中適当なジグザグ歩行をするNPをあっさりと追い抜いていかれましたが,結果として逆回りを歩かせてしまって申し訳ない。

 で,大本で見学を申し入れ。一応氏名住所を書くように言われましたが,別に身分証明書チェックがあったわけでも無く,多分氏名欄に「北極星」とか書いても頭のおかしい人だと思われるだけで,見学拒否されることはないのではないかと。
 そして,城跡に向かって歩く途中,展示会が開かれていたので寄ってみました。もちろん撮影禁止。丁度タイミングの良いことに,亀山城の絵の衝立が展示されておりました。パンフ表紙に載ってるやつです。ですが,それ以外には特に亀山城に関する展示無し。

頼もう 神苑案内図 パンフ
この元となった衝立が展示されてた

 で,道順は地図に書かれているので,迷わず到達できます。あちこちで紹介されているとおり,万祥殿でお祓いを受けてから天守台に近づいていくことになります
 そこに至る道(万祥池付近)の石垣は,なんとなく積み直された感もなきにしもあらずではありますが,石を見る限り往時の石を使っているようでした。
 そして,いよいよ中へ進みます。

 2つの門(多分大本の管理用の門ですな)を抜け,まっすぐ進んでいきます。2つめの門の右手の石垣にはくっきりと矢穴が見えます。なんとなくですが,当時からある石垣に思えますね。他方で,この先の道の左右の石垣は最近積んだように見えます。

 とまあ,そんなことを思いながら進むと,右手に見えてきました,見事な天守台!!
 もしかしたらある程度組み直した部分があるのかもしれませんが,とてもしっかりした天守台です。美しい。残念ながら奥には入れませんが,奥の石垣もしっかり残っているようで,これは素晴らしいですね。
 ほかの縄張りはおそらく縄張りとしての姿を留めていないのではないかと思いますが,でもまあ,これだけ立派な天守台とそのまわりの石垣を残してくれてるんだから,素晴らしい。

万祥池 万祥池付近の石垣
当時の刻印がくっきり
ご案内 万祥殿
ここでお祓いを受けます。
それにしても,いちいち脳天気な城マニアの対応をされている
こちらのご担当者様には頭が下がります
1つめの門 2つめの門
パンフによると,ここが
往時の本丸虎口だったとのこと
門の脇の石垣 門を抜ける 右奥に天守台が!
テンション上がります
昔からあったとされる
石組みです
外見上は井戸ですが,
どうもそうではないっぽい
見事な天守台! ここまで。
この先の石垣の並びも
なかなかに美しいですね
天守台石組み どれが該当の木なのか
よく分からなかった
奥へ進む
この壁なんかは新しそう
西側 大安石
小安石もあったようだけれど
見落としました
上に残る首無しの
石仏?が気になりますね
西丸方向 戻りしなに天守方向を
明らかに石垣の積み方が
変わっておりますが,
時代的にはどうなのだろう
昔の縄張り

 てことで,さらっと見て退散します。奥には植物園もあるようでしたが,冬場であまり植物も元気なさそうでしたし,そもそも時間が無いのでここはスルー。

奥には植物園 このはなざくら二世
(昔の馬にいそうな名前だ)
亀山城解説 南郷公園の堀を西側から 保津門跡地
特になにもなかった様に記憶

 で,スルーしたはいいけれど,若干電車の時間に危なくなって最後は走りました。無事電車に間に合って良かった。
 次は福知山を目指します。


穴太寺福知山

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