いわきヒトの温泉探訪

 さて。石炭・化石館で予想以上に時間をとられましたが,続いては温泉に入ります。せっかくの温泉地なのですから,馬が入ってるのを見るだけで終わってしまってはもったいない。馬が入ってるのを見てすらいないのであれば,なおさらです。

 …と,ふと脇を見ると,大きな山門を構えたお寺を発見。せっかくなので寄り道します。

勝行院

 てことで,立派な仁王門と,仁王様に迎えられて中に入ります。赤と青に着色されると,写真では筋肉が分かりづらくなりますね。


 境内は予想に反して案外新しい仏様が多く,ちょっとびっくり。三重塔もいかにも昔からありそうな場所なわりに,できたのは昭和63年と案外新しい。昔はここになにか別のものがあったのだろうか。それとも,新たにここに台地を造成したのだろうか。
 あと,ここの88箇所お砂踏みのシステム?は自分的には初めて見るもので,興味深かったです。システム的に,一人が88箇所回り終えるまで他の人は手出しできないように思いますが,そういうものなんですかね。

境内 本堂 脇から奥へ お社には近づけず 三重塔
六地蔵 白衣観音 大師様 納骨堂 半跏のお地蔵さん 釈迦堂
八十八箇所のお砂踏み 一つお参りすると
一つ玉を動かす仕組み
だと思われます
大師堂 ネコがいました

ゆもと成田山

 我ながらまったく記憶にないのですが,写真だけがのこされております……。ここも塗装は日焼けしてるけれど,建物は案外新しそうだな。


惣善寺

 ここも大通りから見えたので立ち寄ってみたお寺です。個人的にはここの布袋さんの笑顔が好きです。
 あと,一番右の写真真ん中にいるお地蔵様の意匠が珍しい気がする。こういう木訥なお地蔵さんもいいもんですな。


さはこの湯

 というわけで,ようやく目的地のさはこの湯です。温泉です。わーい。
 まあ,既に内部の記憶が消えておりますが……。観光客向けに売り出している温泉地の共同浴場,のわりには(外観上明らかな気もするけれど)あまり広くは無く,どちらかというと地元向けの共同浴場でありました。まあ,真っ当な観光客はちゃんとした温泉旅館に泊まるか,スパリゾートでスパスパするかなさるのではないでしょうか。
 でもまあ,こういう破風がかっちりしている瓦屋根の建物を見るとなんか見入ってしまいますね。


温泉神社

 最後は温泉神社。そのものずばりなお名前の神社です。名前は特徴的ですが,祀られている神様は普通ですし(ただ,由緒書をみると,湯ノ岳を神体山としている,とのことで,もともとはそういう神社だったのでしょうね),境内にも温泉的な何かがあるわけではありません。そりゃそうか。日本の神々についてはまったく分かってないんですが,温泉を掌る神様っておられるんですかね。おられたとしても全国共通ってことはないか。

由緒書等 参道 鳥居 拝殿 本殿
山岳信仰っぽい感じ 湯殿山 稲荷神社 摂社等 スーパーハウス

 といった具合に,温泉街探訪はおひらき。
 まあとにかく,自分的恐竜ブーム再来という大事件が発生するとともに,ここに来るまでまったく意識してなかったイワキリュウのいわきがここであること(繰り返しになるけれど,ここじゃなかったらどこなんだ,って話ではある),フタバスズキリュウがここで出たことを認識できたのは非常によかった。

 てことで,続いては浄土式庭園として名高い白水阿弥陀堂へと向かいます。


イワキダイノコールイワノシラミズ



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