ベトナム旅行記その8~ダイナムパークへ

20 ダイナムパークへの道

 おはようございます。4日目です。
 4日目は、ベトナムのダイナムパークへと向かいます。ここダイナムパークの存在は、昨日のページに書いたとおり、現地にお住まいの方に教えていただきました。本当にありがとうございます。ネット上に公開されているやりとりですので、今後の自分のためにも再掲してしまいます。

TRUONG DUA DAI NAMhttps://t.co/6FNy7x7gaY
Đua ngựa Việt Nam | CÔNG TY CP ĐUA NGỰA THIÊN MÃ MAĐAGUIhttps://t.co/OLHzGwmWRm
どちらも土日開催のようですね。ダイナム公園のほうは、入場料高く、他にバイクレース、ジェットスキーレース、ドッグレースなどもあり、遊園地のショー的な要素が

— Aoyama (@xuan8a1) March 18, 2018


 さて、ネット上で「ダイナムパーク」を検索すると(日本のパチンコ関係の話も出てきますがそれは無視)、スイティエン公園と並び称される超A級B級スポットであることが分かります。
 なるほど、これは競馬に関係なくとも興味深い。

 てなわけで、乗り込みます。行き方は、ベンタイン市場のバス乗り場から616番のバスです。どうも、昨日お会いした@xuan8a1さんと、そのご家族が私のことを気にかけておられて(よほど世間知らずのパッパらパーに見えたのでしょう)、色々と調べていただいておりました。で、乗るべきバスについても教えていただいたのでした。本当にありがとうございます。ネットを見ても、ダイナムパークへのアクセス情報として、ベンタイン市場のバスの情報は載ってますが、特に途上国は時々刻々とこのあたりの情報は変化しますし、その変化が直近であればあるほど英語のアナウンスはなくなります(これは日本も一緒ですね)。ですから、現地の方から、直近で得た情報をうかがえるというのはこの上ない安心感であります。こんな楽な旅行をしていいんでしょうか。

 てことで、ベンタイン市場のバス乗り場です。
 616番を探して……見つかりました。簡単です。しかも、電光掲示板があって、英語対応してます。助かる。
 が、なんと、次のバスまで89分(よくわかんないけど、これは目的地まで89分ではなく次のバスまで89分の表記だと判断しました。数分経つとその分数字が減っていくので……。というか、前者だと信じて待った結果後者だったときのダメージが計り知れない)。これはバスを待ってる場合じゃない。

バスだまりに到着 89分!! バス乗り場の様子

 仕方がないので、Grabでタクシーを呼びます。この旅初めてのGrabかな?ちょっと記憶が曖昧ですが、もしかしたらこれが人生初のGrabだったかもしれません。
 で、1人ぽつんとGrab待ちをしていると、バイタクのおっちゃんが寄ってきました。そりゃ日本人がぼけーっと突っ立てるんですからね。で、お決まりの?、日本人が「素晴らしい運転手さんです」と書いている感想ノートを見せてきます。まあ、もしかしたらこのおっちゃんは本当に素晴らしい運転手さんなのかもしれませんが、如何せん素晴らしくない運転手さんも相当数いることは知っております。といわけで、無視。まあ、そもそもの問題として、ダイナムパークまでバイタクで行く気は無い。

 そんなわけで、Grabでダイナムパークへ。冷房のきいたタクシーに1時間以上乗るって、日本でも経験できません(こののち、ちょっとしたお知り合いの方と色々動くことになりますが、それはまた別の話)。結果的に、Grabでは411,000ドン。日本円にして2000円です。1時間以上乗ってこれだから、安いですね。Grabだからこの値段で済んでますが、普通のタクシーに乗ると600,000ドンくらいはするみたいです。Grab万歳。
 それにしても、ネットもスマホもTwitterもGrabもない時代だったらどうなってたんでしょうか。ほんと、文明の利器のおかげで海外旅行の難易度は10%以下に低下したと思います。



21 ダイナムパークに入場!

 さてさて。無事ダイナムパークの入口に到着しました。
 そこには、だだっ広い駐車場が広がっています。そして、どでかい人口構造物がいくつか。
 DAI NAM RACE COURSEの文字と、馬の絵が私を安心させてくれます。

馬がいます!! 日陰から撮った写真 日向に出てぐる~っと見回す 近寄ってみた

 既に突っ込みたい部分がありますが、とりあえずそれはスルー。手前側に売店があったので中に入ってみました。さっきまで冷房車に乗ってたくせに、数分日向にいただけですぐに冷房を求めてしまうもやしっ子なのです。

帽子 どこかに使う場所が
あるのでしょうか
帽子 めんぼう 水。馬の絵が入ってます!!

 さて。売店で水を仕入れて、いざ勝負。
 てか、どこで入場券を買うのでしょうか。とりあえず、入口とおぼしき金色のゲートに向かって進んでみます。

金色に光るゲート その前に立つ金色の像
理想の平和な一家、を示しているのか
具体的なモデルがいるのかは不明
若干芝生スポットがあります
羅漢像があったり、小坊主像があったりと、日本のちょっと面白みのあるお寺みたいですね
ここでやるぞ!
という意気込み?
正面に立ってみる お城感はありますね 車はこちらから 中の様子が描かれてます
五輪色のタイヤが気になりますね

 昨日までのツアーとはうってかわって、一人になるとこうやって何をするにしてもダラダラしてしまいます。先が思いやられますね。
 てことで、ようやくゴールデンゲートをくぐります。
 このゲートに、いかにも改札っぽいものがついてましたが、無人でした。あれれ。入場券はどこで買うのでしょうか??


 トンネルを抜けると、そこはよく分からない場所でした。
 そもそも、ダイナムパークに競馬をやりに来てる人間ですので、こう五輪だの羅漢だのに出てこられても困ってしまうんですが、なぜ私は寺院っぽい空間に立っているのでしょうか。仏教と賭事というと、江戸時代の寺銭制度を思い出しますが、もしかして古き良き「寺銭」をここベトナムで再現しようとしているのでしょうか。
 それにしても、広すぎるぞ、ここ。2日前はクチトンネルで狭い狭い文句言ってたのに、今度は広すぎると文句を言ってるんだから観光客は気楽なもんです。


正面
なんか凄い場所です
こっちも気になりますが、Race courseは右なので右に進みます 右手にも龍がいます ここへ向かう

 とぼとぼと照りつける太陽の下を歩いていると、トラムに抜かれました。
 そうです。さっき売店前にいたトラムです。
 つまり、あのトラムに乗れば入場券売り場まで連れて行ってもらえるのです。どおりでこんなところを歩いてるお馬鹿さんが私しかいないわけです。「いや、お前の性格的にトラムに乗れると分かってても歩いただろ」とか言ってはいけません。涼しかったらほぼ確実に歩いたでしょうが、暑いからトラムがあると分かってたら歩かなかった可能性大です。

トラムにあっさりと抜かされていきます ゲートを抜けたところからぐるっと見回す ゲートを振り返る
チケットハウスは左です すすんで 左折します
これが最後の直線
楽しい奴らがお出迎え 歩きます 競馬の案内 ようやくゴールが見えた

 お疲れ様でした。ようやくチケットオフィスに到着です。さあ、果たして無事チケットを買えるのか。
 ……あっさり買えました。まあ、超A級B級スポットですから、ガイジンもそれなりにやってくるだろうしね。
 チケットにも何タイプかあるみたいで、どのゾーンに入れるかによって料金が異なるようですが、特に何も問題なく一番高い、どこにでも入れるチケットを買うことができました(売りつけられました)。
 チケットと一緒に、この日のレースの予定も渡されました。
 @xuan8a1さんに写真を送ったところ、翻訳していただきました。
 曰く、
 ・ 11時~水上バイク、競馬、バイクレース
 ・ 16時~水上バイク、ドッグレース、バイクレース
です。
 現在時刻は10時すぎです。競馬まで1時間弱ですね。

 というか、競馬を見に来たのに違う競技が多数おこなわれる勢いなので、この時点では頭の中がはてなマークでありました。

チケットはここです チケットブース 営業時間 子供の身長チェック 入場券 レースの時間

 チケットを見ての通り、入場はQRコード方式なので苦労しません。

入場口 チケットに穴が開きました

22 アミューズメントゾーン

 さて、事前に何も調べずにダイナムパークに乗り込んでしまったんですが、ダイナムパークとはどういう場所なのか。
 ここは、アミューズメントゾーン、ゴールデンテンプル、レーストラックコンプレックス、ビーチ、動物園が一体となった大規模複合アミューズメントパークなのであります。動物園とプールとレースだけならば日本でもどこかにありそうですが(多摩テックと多摩動物園とクアハウスあたりをひとまとめにすればそんな感じでしょう)、そこにゴールデンテンプルをつけちゃうあたりが面白い。多摩テックと多摩動物園と高幡不動を一緒くたにした感じ、あるいは上野の動物園と博物館と美術館と寛永寺と不忍池が一緒くたになった感じ、という具合でしょうか。これにレースをくっつけるとすると、もしかしたらナガシマスパーランドと鈴鹿サーキットを一緒にした感じに近いのかもしれません。

全体案内図

 で、まずやってくるのはアミューズメントゾーンです。
 なにかと構造物が大きいのが特徴。成金がやる気出しちゃったのかな、と思ったりもしますが、社会主義国ベトナムに成金というのはいるんでしょうか。個人的に思い出したのは福井勝山の勝山城と越前大仏です。

アミューズメントゾーンに入る 右手はこんな感じ
白いタワーのモデルは
エッフェルか東京か
はたまたそれ以外か
ウォーキングストリート ペガサス 歩きます。とにかく大きいけど
日陰ならばなんでもいい
ウォーキングストリートを
抜けました
また日なたです
暑いなか歩きます
日傘をさすのが大正解
出店 18 Tang Đia Nguc
何か分からずスルーしたんだけど
Địa_ngụcがどうも地獄の意味らしく
もしかしたら面白い地獄世界を見られたのかもしれない
何かの表 脇にサーキットがあります

 なんか面白い地獄を見逃した気がして、2021年になってちょっと後悔モードになっております。まあ、今更過去を振り返っても仕方がない。
 せっかくなのでどこかに入ってみよう、ということで、どでかいインパクトのあるスフィンクスがいる建物に入ってみることにしました。1つ入るために追加料金がかかるシステムで、50,000ドンです。現地的にこの値段がどうなのかは分かりませんが、旅行で来てる身としは、これで太陽から逃れられるんだから安いもんです。
 中は写真OKなのか、注意書きを見ても分からなかったので、もし注意されたら「競馬をしに来たので何も分かってない浮浪旅行者」を装おうと思って、数枚撮ってしまいました。

デカいスフィンクス 周りの風景 入場口に近づく チケットブース 50,000ドンでした

 結論としては、なにやらおばけ屋敷っぽい場所でした。ただ、怖いのは出てくるミイラやマミーなどよりも、暗くてよく見えない足下の階段でした。


 というわけで、ピラミッドを出ます。時間を消費できたので、もうすぐ11時。待ちに待った競馬のお時間です。

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