ラオノポー

 続いて,ワット・ポー。涅槃仏で有名なお寺です。サイトによっては「涅槃寺」とまで書いています。
 でもまあ,行った結果として,結果して涅槃仏がメインでは無い,ということが分かりました。まあ,バンコク最古の寺であり,歴史的に見て涅槃仏があとづけであることもあるんだろうけど。東大寺は大仏抜きでも東大寺であるのと同様に,ワット・ポーも涅槃仏がなくてもワット・ポーなのでありますよ。

 そして。ラオスでも同じこと書きましたが,タイの寺院の伽藍配置の意味が分からん!
 まあ,真ん中にあるでっかいのが本堂なんだろうというのは直感的に分かりますが,それ以外ですよ,それ以外。というかですね。あらためて冷房の効いた部屋で境内の案内を見ていると,なんか思ってたのと内部構造が違いました。やっぱり暑いと思考力が落ちるな……。日本みたいに寺院の入口でパンフレット配ってくれればもうちょっと楽なんだけどなあ(太陽の下で,カメラに収めた写真をいちいち見るのは疲れる)。
 いろいろと検索してみましたが,ワット・ポーについてしっかり解説しているサイトはなかなか見つからない。ラオスの寺院の方がまだ解説がしっかりしてたんじゃあるまいか。観光客が多すぎて,そっち系の説明に寄っちゃってる感じですね……。とりあえず,Wikipediaはこの規模の寺院とは思えないレベルで簡素。ただ,タイと中国の文化が混合していること,タイの初の大学がここにつくられ,そこからの流れでここでマッサージが有名になったことなどが分かります。英語版Wikipediaはもっと充実。ですが,ラオスで力尽きていて,今の時点で説明を読む気力がありません。あとで読もう。もうちょっと探したところ,こちらが詳しい。写真もしっかりしてていいですね。こちらも詳しいな。あと,ワット・ポーのマッサージ学校のページも発見。日本語版あるんですね。というか,Googleさんはもうちょっといい感じのサイトを上に上げてください。追記ですが,こちらのサイトも発見。ここも軽そうに見えてしっかりと説明が入ってますね。

道路の様子 車の入口 境内の案内図 入口付近にあった
綺麗なストゥーパ
案内 BE2331というのは
西暦何年なんでしょうか?

 まずは面白い形の像を眺めます。


 で,4つの大きな仏塔があるゾーンへ。それぞれ,ラーマ1世〜4世が関係している塔のようです。もうちょっと解説板の場所が分かりやすかったら助かった……。
 あと,この仏塔,どうもラーマ4世が「自分よりあとには作るな」と言ったために4つしか無いらしいんですが,自分のものつくらせておいて「これ以上作るな」ってのは結構無茶な話じゃ無いでしょうかね……?

4塔! この門は左右に立つ人が中華風味 こいつらは一体何者!?
最後に発見した配置図 ラーマ3世 ラーマ4世
ラーマ4世 ラーマ1世 ラーマ2世

 さて,お勉強の時間です。この仏塔群の脇の建物に,いろいろな解説が書かれた場所があるんですが……もちろんオール英語(あるいはタイ語中国語)ですし,暑いし,現地では写真を撮るにとどまりました。じゃあ帰国してちゃんと見るのか,というと,見ないんだな,これが。
 まあ,何がいかんかというと,固有名詞が全く頭に入ってこないことにある。ラーマ1〜4世はいいとして,それ以外の固有名詞になじみがなさ過ぎて読み進めるのがきついんだな。これは自分の勉強不足が原因なので,いつか勉強が進んだときになんとかしたい(おそらくそんな日はこない)。とりあえず,奇跡的に何か勉強した日のために,アップだけしておこう。

入口について このあたりの解説は壊れまくり
それなりの入山料をとる有名寺院なんだから
もうちょっとなんとかならないんでしょうかね??
Charming Architecture
ラーマ1世について ラーマ1世の仏塔について
4つの仏塔について Re-establishment 屋根の色が異なるのは,王位の順番によるものだとのことです
ラーマ1世の頃はヒンドゥー教の影響で緑がいいとされ,
ラーマ3世の頃は中国の影響で黄色がいいとされたとのこと
最初のタイの公共大学 仏教的世界観

 続いて。人間の身体を勉強したことに関係するについての展示だと思われます。詳細は不明。身体の勉強,のわりには,腕が6本ある神様の絵もあったりするので,もしかしたら単なる宗教装飾かもしれない。


 あまり伽藍配置は分かってなかったのですが,とりあえずぐるぐる回っていると人だかりがあって大きめの仏様がおられ,そこでお参りすることになります。ぶっちゃけ,どなたが本尊かもよく分かってなかった。

ここは閉じられていた ←の左手に売店コーナーがあり,その一角に占いコーナー ←←の右手の仏塔群 ここには入ることができました
中国色がある塔ですね
下で踏ん張ってるおじさんたちがコミカルです
立仏。巨大です
ひときわ人気のある場所に到着 ご本尊です!
学生さんたちが集まっていました。ここが小学校になっているのか,
それとも補習校的な役割なのかは,よく分かりません
昼食かな? 食事に使われたと思われる食器が大量に干された仏塔
こちらには,ナーガさんの上に鎮座する仏様がおられます

 そんなこんなで,本尊区画は見終えました。本尊区画と涅槃仏区画が別だということが分かっていなかったため,涅槃仏を求めてぐるぐるしましたよ。もう,ちゃんと地図を見ろ,って話ですね。地図を見なくても,大多数の観光客の流れを追えば涅槃仏に到達できるはずなのに。

 てことで,涅槃仏区画に到着です。うむ,観光客が多い。

涅槃仏殿と,その前にある鐘 涅槃仏には
見仏客がいっぱい
見えてきました
柱の間から大仏様を覗きます 祭壇があります。ここにも涅槃仏 真ん中あたりから顔と足を眺めます
さらに祭壇 Chantというと
サッカーの応援が浮かびますが
お経のことをChantと言うんですね
足の近くまで到達しました 足の指先付近から眺めます
つま先や足の指をアップで 足の裏をアップで 背中側

 涅槃仏を一通り拝み終えると,その反対側では,壺に小銭を入れていく儀式?がおこなわれておりました。いったいどういう御利益があるのかは分かりませんが,せっかくなのでやってみることにします。この壺は108つあるようなので,やはり108というのは仏教的に全世界的に大きな意味のある数字なのだろうな。
 カップに大量のコインを入れて渡されるわけですが,もちろんコインの数など厳密に数えているわけではありません。なので,壺の個数よりも多くのコインを受け取ることになります。とはいえ,最初にたくさん入れて途中で無くなると悲しいので,最初は1枚ずつしか中に入れず,ゴールが見えたら多めに入れていくことになります。ご利用は計画的に,って奴ですね。ただ,最後にじゃらじゃらじゃら〜っと大量にコインを突っ込むのはそれはそれでなんかみっともない気がしてしまいますね。
 日本だと,大きなお寺に四国88カ所や西国33観音の写し霊場のようなものがあってそこをぐるぐると回ったりしますが,そういうものは特に無さそうです。というか,88カ所霊場とかそういうスタンプラリー的な霊場文化って,日本以外にあるんでしょうかね?

20バーツです 右の壁沿いにならんで
お金を入れていきます
カップの中に大量のコイン 壺にお金を入れていく 天井
教育のための募金と紙幣がくくりつけられた木
日本だと紙幣をこんなことしたら通貨変造で捕まりそうです
布袋さんなのかな? 仏様の枕
2段積み重なっております

 最後に,入場券についてきた半券でもらえるミネラルウォーターを受け取り,しばし日陰で休みます。

水の引換券付き入場券 水をゲット
さすがにサイズは小さかった
お祈りコーナーは若干カオス 入場口

 ワット・ポーの見学終了です。これでバンコク3大寺院のうち2つをクリアしました。日本だったら3社巡り御朱印とかあってもよさそうですが,敬虔な仏教徒の国タイにはそんなものありません。

タイ旅行記その1タイ旅行記その3


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