朝の中之島〜超コレクション展

 クリアソン新宿がめでたくJFL開幕戦を迎えることになりました。開幕戦というのは唯一無二のものでありますから、とりあえず参戦してみることにしました。

早朝の大阪駅まわり

 夜行バスで大阪へ。夜行バスは京都の失敗をふまえて、それなりに睡眠できました。といいつつ、これを書いている2022年6月10日時点で、京都で何を失敗して大阪でなにを成功したのか覚えておりません。大阪着は6時30分ごろ。

バスタ新宿 大阪着

 大阪といえば、梅田ダンジョン。新宿ダンジョンには慣れている私も、梅田ダンジョンは全く分かりません。まあ、早朝で人がいないから通路はクリアなんですが、早朝で閉まっている道もあったりするのでその意味での難しさはあります。
 なんとかスマホと案内板を頼りに、駅の反対側、バスセンター側(阪急側)から中之島側(阪神側)に出ることに成功しました。ドラクエと違ってモンスターがいないから安心して迷えますが、モンスターがウロウロしていたらたまりませんな。

暁に立つ。会田雄亮さんのことも全く知りませんが、
会田さんのページによると、会田さんの最後の作品とのことです
どこで撮った写真かも分からん 無事阪神側に出ました

 再度地下に入ってぶらぶら。まだまだ店はあいてません。

ひとけのない地下

 ふらふら歩いていたら、東西線北新地駅へ。開業25年で盛り上がっておりました。北新地駅回りは、高校卒業後の白馬旅行でSAM宅に行くときに使った記憶です。何に驚くって、こんな場所を走ってるJRが開業25周年ということです。北新地駅の開業はなんと1997年。つまり、我々がSAM宅に行くときに使った時点で、開業から2年程度だったようです。そんなに新しい駅だったとは。1999年のことはもはや何も記憶に無いけれど、びっくりです。


 サンマルクが開いてるようだったので、時間つぶし。

進みます サンマルク

中之島美術館へ

 サンマルクを出て、中之島美術館へと向かいます。
 この日の豊中の試合は13時開始。移動時間を加味すると、中之島美術館を出るのは11時。中之島美術館は10時開館ですから、1時間しか滞在できません。それでもなぜ行ったかというと、リニューアルオープン後の特別展というのは、クリアソンの開幕戦と同様に唯一無二の開幕展であり、まあ立ち入っておきたいな、と思ったのでした。

交番 交番前の案内図 川から見る景色 大阪中之島美術館OPEN

中之島美術館

 中之島美術館に到着です。
 まず出迎えてくれるのは、印象的なネコ。ヤノベケンジさんの作品については、事前にABCニュースの動画を見て予習しておりました。そのため、美術作品について無知な私でも、「おおっ」と思うことができました。できたからどうした、という感じではありますが。

黒いのが見えてきました 美術館名が入る
インスタ映えスポット
接近
ネコが見えてきました
シップス・キャット(ミューズ) ヤノベケンジさん

 なお、本展覧会に行くにあたっての予習としては、このABCニュースのほか、こやぎ先生の美術ちゃんねるの動画を見ております。

超コレクション展 99のものがたり

 中に入ります。
 中は大行列。1時間しか手持ち時間がないのにこれはヤバいぞ。とりあえずロッカーに荷物を突っ込んで並びます。思ったよりも列の進みがよくて安心。


 そして、展覧会へ。
 完全に自分が誤解してたんですが、今回の展覧会は「超コレクション展 99のものがたり」という表題でして、てっきり出展作品は99作品だと思っていたのです。1時間でもなんとかなるだろと思ってたのは、その勘違いのせいでもありました。


 中では一部作品が撮影OKとなっており、そこで渋滞がおきておりました。まあ、このインスタ映え時代、こういう工夫は重要です。
 いきなり今回のメインビジュアルになっている郵便配達夫が写真OKで登場します。油絵の凹凸感は正面から見ても斜めから見ても、やはり写真じゃ現物にかなわないということはあらためて確認できました。

入場口 混雑する郵便配達夫 郵便配達夫 プリンセス達

 途中、一旦部屋を抜けて過去の展覧会のポスター展示。

景色はあまりよくない 過去の展覧会

 つづいて、ちょっとビックリしたのが複雑なる想像(花和銀吾さん)。これ、事前に正面画像しか見てなかったので、まさかこんなに立体的な作品だとは思ってませんでした。こういう驚きがあるのはいいですね。作品の善し悪しについてはよく分かりません。
 そして、今井俊満さんのNew York。こちらも、非常に立体的な作品です。


 途中、部屋を出ると、またも登場、ヤノベケンジさんのジャイアント・トらやん。これの設置が先ほどのABCニュースの動画の主題でしたね。
 これは帰りがけにも別角度から見ることができました。


 後半戦。マグリットが撮影OKになってました。マグリットなら私でも知ってます。
 現代アートって、椅子とかの作品が多いような気がします。気がするようになったのは、ここの展示をきっかけに美術館とかで椅子のアートに注目するようになったからかもしれません。

後半戦 マグリット。レディ・メイドの花束 ムーランルージュ 倉俣史朗。ミス・ブランチ

 そんな具合に、駈け足で展示を見てまわりました。慌ただしかったのですが、そもそも美術について理解が浅いので、これくらいのスピード感で飛ばしていってもいいのかもしれないと思った次第。
 この前書いた新美術館のメトロポリタン展と同様に、当日のメモを貼り付けてお茶を濁そう。困ったら雰囲気がよいとかいう言葉に逃げてますが、私の語彙力のなさは、これまで美術について無関心だったためのものであります。

キスリング「オランダ娘」
→ 腰から下どうなってる?
モーリス・ド・ヴラマンク「雪の村」
→ 白黒の差がよい
荻須高徳 「エドガール・キネ街」
→ これも現品の方が凹凸見えてよい
松原三五郎「老媼夜業の図」
→ 雰囲気がよいね
石丸一 「卓上風景」
→ アイデアもよいし、緑もよい
山内愚僊「朝妻舟」
→ 全体的な雰囲気の良さよ。日本版オフィーリア
木谷(吉岡)千種「をんごく」
→ 想像より大きかった。、立体感が不思議。格子の奥が立体的
池田遙邨 「雪の大阪」
→ これも屏風だと不思議な立体感。海外って屏風ないのかな?
吉原治良 「鮭のある風景」「縄をまとう男」
→ 不思議な絵
今井俊満「磔刑」
→ こんな磔刑図おこられないの?
今井俊満「New York」「広島」
→ 立体感があるのはよい。現物見ないと
今井俊満「パラパラ」
→ 面白い
レイモン・デュシャン=ヴィヨン「大きな馬」
→ 矢張り馬か
三木富雄 「バラの耳」
→ 絶妙なきもさ
ヴォイジー,チャールズ・フランシス・アンスレー「アームチェア」、チャールズ・レニー・マッキントッシュ 「グラスゴー美術協会」
→ インパクトよし
レイモン・サヴィニャック「ディジョン・レジャー・フェア」
→ かわいい

 最後の方は時間切れになってること、立体造形物にはそんなに関心がないことがよく分かるメモになっております。

淀屋橋駅へ

 中之島という場所については当然これまでなにも知らなかったんですが、淀屋橋駅への道すがら、歩道に様々なアート作品が展示されていてちょっと興味深く思いました。
 中之島の歴史、で検索したところ、詳細に解説しているサイトが見つかりました。大阪の経済の中心地であるということを理解。ただ、文化の色を取り入れた経緯はぱっと見よく分かりませんでした。もうちょっと中を覗いてみますが、とりあえず現時点ではここまで。

河原明「雲の詩」 北田吉正「花の天女」 河合隆三「日溜」
川沿いを進みます 天野裕夫「十魚架」 都会の香り 淀屋橋駅
 



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