Reach Kawasaki

 諸事情あってこれまで意図的に川崎競輪場には行ってませんでした。が、このたび熊本競輪場に行く機会があり、これはいよいよカウントダウン。そして、おそらく川崎に行っても目的は達成できそう、というわけで、色々と濁しておりますが、とにもかくにも川崎競輪場に足を踏み入れることにしました。
 ときは2024年10月14日。スポーツの日です。競輪場にいる老人はおそらく体育の日として認識しているのではないかと思いますが、スポーツの日です。
 川崎市市制施行100周年+大阪簡裁万博協賛と、盛りだくさんですが、川崎の記念といえば桜花賞。今日はなんちゃってG3です。

 時間的に遅くなってしまいましたが、川崎駅からは徒歩行脚。競輪場の近くある建物にはそこそこの回数訪れておりますが、バスよりも徒歩で行くことが多いです。

そこそこの回数訪れている建物 向かいのバス停 緑化フェア開催中

 そして、競輪場が見えてきました。そこそこの回数訪れている建物からすぐ近くにあるわけですが、特に意識しなければ競輪場の存在に気付かないくらい、街に溶け込んでおります。

到着

 とりあえず出走表をゲットして、場内探索……といきたいのですが、事前の準備が不足しすぎて完全に迷子。

出走表 チラシ

 目の前のスタンドが西スタンドなのはいいとして、ほかにいくつスタンドがあってどこでレースを見られるのかさっぱり分からん。そして、西スタンド脇の広場をうろうろ。
 楽しい親子の週末を過ごしておられる方が多いのはいいとして、独身おじさんが求めているのはそういうものではありません。殺伐としたおっさんの終末なのです。

西スタンドの案内 楽しげな空間 西スタンド裏 西スタンド

 と、そうこうしているうちに、この日のメインイベント、テツandトモのライブのお時間となりました。テツandトモを生で見るのは初めてじゃないかと思います。もしどこかの競輪場でお会いしてたらすいません。
 初めてテツandトモに出会うニワカ故、大変失礼ながらどっちがテツでどっちがトモかも理解しておりません。まあお笑いコンビにおいてどっちがどっちかというのはどこまで本質なのか、という気もします。若干逆ギレ感もあるのは否めないけど。
 じゃあ本質は何かというと、とにかくネタが面白いか、場内が盛り上がるか、ここに来たみんながテツandトモを見られて良かったと思うか否か、ということだと思うわけです。もちろん、これを見て車券の売り上げが150%増加!となれば120点ですが、まあさすがにそれは無理でしょう。
 そして、その本質という意味では、本当に、さすがあちこちで評判になってるだけのことはありました。お客さん(特にお子様方)を巻き込んで、場内を回って、とにかくさすがです。「テツandトモは凄い」という先入観があるのは事実ですが、それでもやっぱり盛り上げ上手で凄い凄い。ここにいるお子様方、世代的にどこまでテツandトモを認知してるのか分かりませんが(もしかしたら子供向けの動画で大人気な可能性も否定しない)、いやあ、いいもの見せて貰いました。正直、テレビでのテツandトモのネタ自体はあまり心に響かなかったんですが(テツandトモに限らず、自分がひねくれているせいもあってこの手のあるあるネタは基本的に全く響かない)、こういう場では本当にさすがの実力でした。素晴らしい。ハラショー。

ライブスタート お子様方も上がります
客席を回る
服を投げる技 下には野球のユニフォーム
アゴにボードを乗せる技
おしまい

 そして。西スタンド裏のスペースをもうちょとうろつき、ここにいてもスタンドには到達できないことを理解しました。

移動動物園

 んで。西スタンドを抜けて、ようやくメインスタンドに到達。長かった。これで怖いものなしです。一安心。
 ちなみに、この日は花月園競輪場の煮込みライスが限定復活していたようですが、あっさりと完売した模様です。

メインスタンド 煮込みライス完売 こちらのお店が提供してます
メインスタンドからの眺め
柱の太さに時代を感じます
観戦席

 てなわけで、写真が残されているのは第10レース。まあ周回の写真だけだけど。

10R S級特秀 2025m(5周)先固 発売締切 15:27 発走予定 15:30
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 1 高久保 雄介 37 京 都 100 S1 11.8 捲り B
2 4 元砂 勇雪 32 奈 良 103 S2 1車身1/2 11.8 マーク
3 9 月森 亮輔 32 岡 山 101 S2 1/2車身 11.7
4 3 横山 尚則 33 茨 城 100 S1 1/2車輪 11.6
5 5 山田 諒 25 岐 阜 113 S1 1/8車輪 12.0
6 2 近藤 保 42 千 葉 95 S1 1/2車輪 11.9
7 7 恩田 淳平 34 群 馬 100 S1 2 車身 11.7
8 8 土生 敦弘 25 大 阪 117 S2 大差 H
9 6 鈴木 輝大 29 東 京 113 S2 大差

 11レースは西スタンドから観戦することにします。一旦構造が分かると行動にも迷いがなくなります。

ぐるりと見回す
敢闘門
メインに寄ったあたりからぐるりと

11R S級特秀 2025m(5周)先固 発売締切 16:02 発走予定 16:05
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 5 中井 太祐 35 奈 良 97 S1 11.8 差し
2 2 坂口 晃輔 36 三 重 95 S1 1/8車輪 11.8 差し
3 3 大川 龍二 40 広 島 91 S1 1 車輪 12.2
4 9 松岡 篤哉 42 岐 阜 97 S1 1 車輪 12.0
5 1 伏見 俊昭 48 福 島 75 S1 1/2車輪 11.8
6 4 安部 貴之 41 宮 城 92 S2 1/2車身 11.8
7 6 三ツ石 康洋 44 徳 島 86 S2 1/8車輪 12.2
8 8 山根 将太 27 岡 山 119 S2 3/4車身 12.5 HB
9 7 谷 和也 25 大 阪 115 S2 8 車身 12.9

 そして、いよいよ12レース、決勝戦です。

予想会
スタンドでやる場は珍しい
しめきり 12レース 手を振るラウンドガール
出走メンバー 発走直前 暇そうなラウンドガール
周回 動いた もがきます

 レースは、北都留が先行したところを佐々木からの南関ラインが追い上げ、外から中部ラインが襲いかかって逃げ込みを図るところ、佐々木の番手の和田と3番手の福田がまくり、和田のインを突いた福田が差し切り。
 というわけで、優勝は地元川崎の支部長、福田選手でした!(なんちゃって)記念の結果としては、これ以上のものはないでしょう。素晴らしい。おめでとうございます!!

12R S級決勝 2025m(5周)先固 発売締切 16:37 発走予定 16:40
車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B
1 6 福田 知也 42 神奈川 88 S2 11.4 差し
2 9 和田 真久留 33 神奈川 99 S1 3/4車輪 11.5 差し
3 7 諸橋 愛 47 新 潟 79 S1 1/4車輪 11.7
4 2 藤井 侑吾 29 愛 知 115 S1 1 車輪 12.0 HB
5 8 石毛 克幸 47 千 葉 84 S2 1/2車身 11.3
6 5 山口 富生 54 岐 阜 68 S1 3/4車身 11.9
7 4 山口 貴弘 40 佐 賀 92 S2 3/4車身 11.4
8 3 北津留 翼 39 福 岡 90 S1 5 車身 12.0
9 1 佐々木 眞也 30 神奈川 117 S1 大差


 そして、表彰式。まずは外でインタビューをして、バンク内で表彰式、という流れになるようです。それにしてもミャクミャクを見るのは今年何回目だろう。万博が終わったら競輪の公式マスコットとして採用してほしい。

開始を待ちます ミャクミャクの方が
存在感が大きい
表彰式待ちの皆様 福田選手の登場です
インタビュー
最後にファンの声援に応えます
表彰式 金属の縁が完全に顔を隠している写真3枚
胴上げしようと思ったけれど人が足りなかった図 応援登場
あらためて胴上げ

 というわけで、地元川崎の福田選手が優勝という、素晴らしいレースを見られて満足です。車検の結果なんて知ったこっちゃありません。

ご来場ありがとうございます なおもファン対応をするゆるキャラ2体
地元川崎の九ちゃんはともかく、
ミャクミャクは予定しない残業じゃないのだろうか
メインスタンドから出口方向へ 福田と佐々木
お疲れ様でした
以下、その他行き場を失った写真 案内 キッチンカー 桜花賞優勝者 無料のお水

 さあ、これでリーチがかかりました。いったいいつ上がれるのか。


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