NPのイギリス旅行記その2

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9月27日(木)

 4時に起きて始発から3本目の電車に乗ります。昔、中学の部活の朝練に行くために使っていた電車です(かなりどうでもよいのですが、始発から2本目の電車に乗っても新宿で待ちぼうけを食らうため、3本目で行っても乗ることのできる山手線が変わらないことに気づいたときはかなりショックでした)。
 そして東京で快速エアポート成田に乗り換え。東京の総武線地下ホームで、1人の女性に「ここにくる電車が津田沼に行くのか」と尋ねられました。どうも成田エクスプレスがらみで混乱してしまったようです。教えてあげたところ、缶コーヒーを1本下さいました。あんなことでご馳走になってしまって申し訳ありません。この場を借りてお礼申し上げます。
 成田に着き、空港内に入るのですが、時が時だけに厳重なチェックを予想していました。が、パスポートを見せて、「刃物などの危険物を持ってないですか?」という質問に答えて(ここで「持ってます」などと答える犯罪者はいるのでしょうか?)おしまいでした。こんなんでいいのでしょうか?(後日談…田原元調教師が捕まった今、この辺のことを考えると、また違った趣?があります)
 そして友人と合流。9時過ぎからHISのチェックインカウンターに並びます。かなり混んでます。席を取れなくなりかけただけのことはあります。

 ヴァージンアトランティック901便はエアバス機なんですね。東京ロンドン便なのでてっきりボーイングの747や767あたりかと思ってました。機内はそれでもそこそこ空席が目立ちました。テロの影響でしょうか?そして、機内では映画を見たり本を読んだりゲームをしたりして12時間55分を過ごしました。結局ほとんど寝ずにおわりました。まあしょうがないです。
 現地時間の4時ごろ到着。入国審査が厳しいという話も聞いていましたが、滞在期間を聞かれただけでおしまい。相変わらず外交官は無愛想です。

PARAGON HOTEL

これが「地下鉄」の
ようなエレベーター。
ドアのごつさが
写真では
分かりにくいのが残念

筋です。なんつー部屋番だ

 それからHISの送迎バスに乗ってホテルへ。
 ホテルはまあ普通のビジネスホテル風。可も無く不可も無く、といったところです。驚いたのはテレビにプレステがついていたこと。有料だそうですが。たいしたもんです、プレステも。あと、エレベーターがやけにごつい。地下鉄のドアを感じさせます。
 そして、この国では1階は2階でグラウンドフロアが1階なのです。慣れればまったく迷わないし、階の移動はエレベーターだけなので迷うはずが無い(ボタンを押すだけなので)のですが、チェックインしたときに、「朝食をとるレストランは1階にある」と言われたときに、少し戸惑いました。



 この日は適当に近くの地下鉄駅まで歩いておしまい。明日の午前は市内観光で、他のHISの旅行者の方々と集団行動なので、待ち合わせ時間に遅れないために今日のうちに地下鉄の駅を確認しておこう!ということになったのです。
 最寄駅は"West Brompton"駅なのですが、どうも電車の本数が少なそうなので、"Earl's Court"駅まで歩きます。この駅は、市の中心部から離れている(といってもたかが知れている)点を除けば、結構便利な駅でした。
 帰りがけ、"HOLLYWOOD"というKFC風のチキン屋さんで晩飯を買います。やけに愛想がよく、「味見しろ」といってチキンのかけらをくれたりもしました。非常にありがたいのですが、それで腹がふくれるのが欠点です(笑)。でも、とてもおいしいチキンでした。が、量が多い!去年アメリカに行った3人は、スパゲッティを思い出してくれればイメージがわくと思います。

HOLLYWOOD


 どうやらここには僕らが泊まったホテルから日本人が結構来るようです。この近くのデリカテッセンみたいな店でも、日本語を使われました(「イチ、ニ、サン…」と札の枚数を日本語で数えていました)。また、ホテル非常口の案内なども、フランス語やスペイン語、ドイツ語などをさしおいて、英語と日本語だけが書かれていました。これは単に日本人が英語を知らなさ過ぎるせいだから、とも考えられますが。
 また、この地域はアラブ系の人が多く住んでいるらしく、実際デリカテッセンのような店の主人?はアラブ人が多かったです(デリカテッセンのような店は数多くありました。営業時間も長く、便利です)。
 歩いた感じとして、町並みは、ニューヨークに近いものがありました。石造りの家が多いのが特徴といえば特徴でしょうか。かつて起きた火事(ロンドン大火)のせいだそうですが(現在は、特別に許可を受けた一部の老舗以外は、木造建築は全面禁止だそうです)。これを見ていると、日本の家が「木と紙でできている」と言われるのも納得、という感じです。
 また、近くには墓地があったのですが(ウエストブロンプトン墓地)、暗かったこともあり、雰囲気は往年の名作ゲーム「魔界村」(思いっきり話がずれますが、うちにあった魔界村は不良品で、上手く起動する確率が50%に満たない物だったので、個人的な魔界村のイメージはかなり悪いです)のようでした。どういうことかというと、当然墓地なので、墓石や、十字架が並んでいるわけなのですが、それらがまあ雑な並び方をしていて、墓によっては木の茂みの中にすっぽりと隠れているものもあったりするのです。遺族の方々は困らないのでしょうか。

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