NPのイギリス旅行記その4

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9月29日(金)

 というわけで、この日は急遽アスコットへ行くことになりました。

BakerStreet駅の壁は
一面ホームズを意識したものになっています


 が、レースは日本と違い、昼からなので、まずは4人で(残り2人については後述)シャーロックホームズ博物館へ向かいます。当然、ベーカーストリートにあるわけです。
 まず、入り口横の売店で入場券を購入。£6。そして、入り口前に立っている警備員さんに券を見せて入場。階段を上がります。当然13段です。部屋の中には小道具が一杯。フラッシュ撮影も可、とのことなので、パチパチ写真を撮ります。ここら辺は日本人の性です(笑)。とはいえ、僕はそれほどシャーロックホームズに詳しいわけではなく、いろいろな事件を元にしたろう?人形を見ても、「おおっ!これは○○の奴だな!」などとは言えないあたりがちょっと悲しかったりもしますが。ですが、シャーロックホームズについて人並みの知識しかなくても十分楽しめる場所でした(もちろん、詳しい知識をもっていれば尚楽しめたでしょうが)。

 そのあとは日本人観光客の王道、ギフトショップへ。


 さてさて、ここを出たところで4人は二手に分かれます。どういう順序で書くか迷いますが、とりあえず自分は置いといて、最初に別れた(シャーロックホームズ博物館に行かなかった)2人について書きましょうか。
 この2人はどこへ行ったかというと、トッテナムのスタジアムです。何をしに行ったかというと、当日券が無いか確かめに行ったのでした。
 ところが、前売り券が売り切れているのだから当然といえば当然ともいえますが、当日券は無し。そこで、彼らはピカデリーサーカスに戻り、インフォメーションセンターでチケットを買ったそうです。£44の席(値段的に見るとかなりいい席のようです)を£52くらい(正確な値段は忘れました)で買えたそうです。試合は、前半トッテナムが3−0でリードしていたのにもかかわらず、なんと後半にマンUに3−5とひっくり返され、トッテナムのファンは大荒れだったそうです。まあ荒れるのも無理はないですね。
 試合終了後は、マンチェスターのサポーターが警察に囲まれるようにしてスタジアムを後にし、電車に乗るまでトッテナムのサポーターはスタジアムから出られなかったそうです。当たり前っていえば当たり前ではありますが、すごいですね。警官隊は馬に乗っているため、スタジアムの周りは馬のにおい(直接的に言えば馬糞のにおい)が広まっていたそうです。

 次に、シャーロックホームズ博物館で別れた2人についてです。この2人はそれからナショナルギャラリーへ行き、そのあと周辺をいろいろ歩き回ったそうです。

 そして、いよいよアスコット競馬観戦記です。
 が、その前に、いろいろありました。
 まず、アスコットに行くにはウォータールー駅(ユーロスターの発着駅)に行かねばならないのです。で、折角だからもうちょっとそこいら辺を散策してみよう、という計画を立てたのでした。当日は雨になったのですが、一応その計画を実行にうつすことにしました。
 とりあえず、ベーカーストリート駅から地下鉄でウエストミンスター駅へ。この駅はなぜか近代的で、雰囲気としてはロイズビルに近いものがありました(後に行ったウォータールーの地下鉄駅も近代的でした)。また、この駅は地下鉄のドアのほかに駅にもドアがついている二重構造でした(東京在住の方は南北線を思い浮かべていただければ分かるかと思います)。ここの出口で「花の5ポンド事件」に遭遇し(笑)、ぱっと見上げると目の前にはビッグベン。
 真下から見上げます。雨が降っているのが返す返すも残念無念です。が、まあここは日本人らしくカメラを取り出します。
 そして、雨の中を歩き出します。とりあえず、川と平行に道を歩き、クロムウェルの銅像の前でまた写真。日本人は本当に写真好きですが、この国の人はなんかやけに銅像が好き、というのが旅行した感想です。いたるところに銅像がたってて、結構びっくりします。ここまで多いとなんか「銅像をたてた」という事実の価値が薄れるのではないのか?という、よけいな心配をしたくなってしまいます。ま、クロムウェルの銅像はあってしかるべきカナ、とは思いますが。この日は国会議事堂内部の見学ツアーもやってるみたいだったのですが、そんなことをやってアスコット競馬に遅れたら白馬の連中がうるさいので断念。
 道を渡ってウエストミンスター大聖堂の方へ。いやあ、さすがは有名な教会だけあって、豪華です。セントポールを見てなかったらもっと感動してたんだろうな、と思われます(どっちがいいとかいうわけでは無く)。ここも中に入ると相当時間を食うと思われたので、外から見物するのみ。
 そして、続いてパリアメントスクエア内を散策。ここはまあ銅像の宝庫と言うか、このちっぽけな緑地にいったいいくつの銅像があるんだ?と言いたくなります。しかも、僕のような知識の無い日本人にとっては名も知らぬ人ばかりなのです。本当に銅像が好きな国です。(パリアメントスクエアと言う名前から推測するに、議会で大きな功績があった、あるいは議会に長く勤めた方々の銅像ではないかと推測するのですが、どうなのでしょうか?)
 それらの銅像のなかで、もっとも有名なのはチャーチル。元首相、サー・ウインストン・チャーチルです。そして、個人的に気になったのがダービー氏の銅像。ダービー卿といってもあのダービーを創設したダービー卿なのか、それともまったく違うダービー卿なのか、僕には分かるはずも無く、さらにいうと、晴れたのならば銅像をゆっくり見て、その人の略歴とかも観察できたのでしょうが、雨の中そんなことを悠長にやる余裕も無く、写真も撮らずにダービー卿の前を後にしたのでした。
 その後、昨日は対岸から眺めた下院の橋(昨日の写真参照)、ウエストミンスター橋を渡って、ウォータールー駅へ向かいます。
 道中、左手にはセントトーマス病院があり、その中にはナイチンゲール博物館があるのですが、そこに行く時間の余裕などありゃしません。なんてったって、ぜんぜん事前準備などしてないので、1レースが何時からなのか、電車がどれだけあるのか、などはまったく分からんのです。
 ウォータールー駅の入口にたどり着くのには少々時間がかかりましたが、なんとか到着。いざ、アスコットへ!!

 え〜っと、アスコット観戦記の中に書くのも場違いなので、この日の夕食について。
 この日はメキシコ料理を食べました。
 わざわざこのことを入れるからには軽い理由があるのですが、これはまた2日後…。

今日のおのぼりさん写真
ビッグベン&国会議事堂
ビッグベン&国会議事堂
どうでもいいんですが、川の水が汚いですね〜
潮の満ちひきのせいらしいのですが
ウエストミンスター大聖堂 奥がウエストミンスター大聖堂、
手前がセントマーガレット教会
チャーチル像 クロムウェル像
チャーチルとクロムウェルのスペルに自信が無い...

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