新潟競馬観戦記

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 新潟旅行記は既にトリが書いており、SAMも日記で触れてますが、まあ、せっかく初めて新潟競馬を観戦したのだから観戦記でも書きたいと思います。内容的にはなるべくトリやSAMのものとかぶらないようにしたいと思っていますが、書いてるうちにそんなことは忘れるでしょう。

 まず、土曜日です。
 土曜日のメインレースは新潟障害S。と呼んでるので、正式名称忘れました。確か新潟ジャンプSでよかったはずです。
 とりあえずパドックでは紆余曲折を経てかおさん様にお会いすることができ、まあ、それだけでも十分ではあったのですが、よーく考えたらパドックではろくに馬体観察してなかったのでした(観察したからどうなるわけでもないのですが。もう馬券買ってたし…笑)。しかし、異様なまでにガラガラでした、パドック。障害競走が好きそうな層ははるばる新潟にくる層とあまり一致してないのでしょうか。
 それはさておき、予想はしていましたが、本当につまらないコースだなあ、というのが感想です。メンバー的には登録馬からヒサコーボンバーやハクサンラッキーらが回避したため、そこまでよくはなりませんでしたが、それでもG3にふさわしいレベルは十二分に保っていたと思います(少なくとも、アイビスサマーダッシュと比べれば)。しっかし、やはりただぐるぐる回るだけ、ってのはつまらないなあ、と感じました。
 何をいまさら、という感じの感想を抱いた最大の理由は、よーく考えたら、僕は障害競走を生で見たのは、いずれも障害専用コースがあるコースなわけで、専用コースと共用コースでは違うのも当たり前。
 しかし、ただぐるっと2周するだけ、ってのもなんかつまらない話だなあ、と思わざるを得ません。当然バンケットも取れないわけだし。あと、コース取りとしては、1周目は外回り、2周目は内回り、ってのにはなんか理由があるのでしょうか?そういえば、カイソウが失格食らったときの菊花賞も、1周目外回り、2周目内回り、が正式コースでしたね。内回り→外回りというコース取りはなんか不都合があるのでしょうか?ぶっちゃけ、2周とも外回りにして、距離延長しちゃってもいいような気がしますが。新潟障害Sならでは、のものが何もないのでは、せっかく重賞やっても面白味にかけるような気がします。というか、やっぱ襷コース作ってほしかったなあ。
 レース自体はヒカルボシが見事初重賞制覇を成し遂げたわけで、おめでとうございます。僕も何とか馬券を当てて、うれしかったりします。しかし、考えてみると、僕が障害の馬券を当てたのは多分去年の東京障害特別春(今の名前忘れた。東京ハイジャンプ、でよかったんでしたっけ?)以来のような気がします。ずいぶんと長い連敗を抜けたものです(翌日にはもっと長い連敗の脱出劇があるんですが)。

 そして、車で帰る途中、駐車場を出て信号待ちをしていると、反対車線を馬運車が通って行きました。そして、その馬運車の横には「メジロマックイーン」の文字が。馬運車には競走馬の名前がついてるのですね。知りませんでした。そして、その次に通ったのが「カイソウ」号。(さっき強引にカイソウの名前を出したのはここでも出てくるからなのです)こんなに昔の馬の名前がついてると、なんだか嬉しくなります。当然、この馬が現役の頃は僕は生まれてもいなかったのですが。その次に通った馬運車は「サクラショウリ」号でした。この馬運車はなんだかゆっくり走ってたので、スターオーではなく、サムソンビッグのイメージを呼び起こさせたのでした(サムソンファンの方々、すいません)。その後も期待していたのですが、もう馬運車は通ってくれませんでした。

 翌日曜日。
 競馬場の混み具合は異常でした。それほどまでにすごい一直線S(と白馬内で呼んでいたのです)の影響。
 この日の1レース、安田富男騎手が勝ちました。本来なら、僕もウイナーズサークルに行くのですが(余談ですが、新潟のウイナーズサークルの位置はとてもいいと思います)、僕は2着の吉田騎手の馬(オペラなんとか…忘れた)からワイドで流していたくせに抜け目を食らってショックを受けていたので、そんな余裕がありませんでした。が、やっぱり見とくべきだった、と、今モーレツに後悔してます。
 
 このワイド抜け目にショックを受けた僕は、今日は新潟の日ではない、などと勝手に決め付け、インフォメーションで手に入れた札幌の出馬表を片手に、札幌の3レースから10レース、および12レースの馬券を購入。買い方はいたって単純で、とにかく、応援してる勝浦騎手・菊沢仁騎手、札幌得意の小林徹騎手・本田騎手の馬券を買う、というものでした。
 本当に何も見ずに買ったため、買った後に、菊沢仁騎手が風邪のため、乗り替わりになっていることを知ってショックを受けたのでした(折角関東の厩舎からの依頼もあったのに…)。ファンでも何でもない人にしてみれば、「鞍上強化できてよかったじゃん」ってことになるのかもしれませんが。しかし、この乗り替わりの馬で、乗り替わった兄の隆徳騎手が騎乗停止を食らう、というおまけがついてしまいました。いやはや。

 さて、なんか新潟競馬観戦記という当初の主題から外れてきてる気がしなくもないのですが、続いてはセイウンスカイの引退式の話題です。セイウンスカイファンの長老がJRAの職員を総動員させる形で、2:50から放映する、という情報を聞き出したので、その時間に、ダリア賞が当たった記念に買ったソフトクリームをなめながら引退式の様子を眺めていたのでした。
 しかし、ここまで人気が落ちていたのかセイウンスカイ。なんか場内の雰囲気は冷めていた気がしました。「とっとと札幌準メインやれよ」という感じで眺めてる人が大勢…。まあ、見た感じなので、もしかしたら皆さんセイウンスカイの思い出に浸りながら見ていらしたのかもしれませんが。僕の斜め後ろでは「今日セイウンスカイ来てるの?」などというのどかな会話が繰り広げられてました。
 まあ、セイウンスカイについては後に書く機会があるかもしれないので、そのときに。

 そして、みんなが待ちに待っていた一直線Sこと、アイビスサマーダッシュ。よくもこんなメンバーでこんなに盛り上がることよ、という感じですが。なんで拍手まで起こっちゃうんでしょう。新潟障害SのほうがよっぽどかG1につながるメンバーが出てるのに。
 まあ、それは完全に直線コースを作ったJRAの作戦勝ち、ということなのでしょう。そこらへんはさすがというべきでしょうか(さらに言うと、馬への影響の良し悪しは別として、レコードが出やすいように直線を平坦にしたのも、イメージ戦略としては大成功だと思います)。
 ただ、そこまで見ていて面白い、というわけではない気がします。聞くところによると、ヨーロッパでの横からの映像はカメラを積んだトラックを走らせているらしいですね。そんなことは日本ではできるわけがないので、まあ、レース映像もあれ以上のものを出すのは結構難しいのでしょうか。となると、なんか意外に飽きられるのも早い気がします。ただ、直線得意の馬が出現したのは馬券的には面白いと思います。新潟開催が終わった後は取捨に悩みそうです。

 そして、連敗脱出のはなしを忘れてました。札幌12レースです。この時間は既に車に乗っていたのですが、枠連が実は当たっていたことが発覚しました。当然買った馬の名前など覚えているはずも無く(騎手で買ってるため。なんかミーハーだ)、さらには当然札幌の出馬表も競馬場のゴミと化していたため、誰が勝ったのかは全くわかりませんでした。そして、家に帰ってみると...1着本田騎手、2着勝浦騎手で本線的中!!そして、これまで続いてきた、勝浦馬券の連敗からようやく脱出、初めて勝浦騎手がらみの馬券を当てたのでした。めでたしめでたし。

 とまあ、こんなところでお開きです。昔の大井競馬の観戦記のように、なんか思いついた順にいろいろ羅列してるだけなので、とても読みにくいですね。自分で言うのもなんですが。失礼しました。それにしても、他人の文章と比較すると自分の文章力の無さがよく分かる^^;

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