NPのベルモント競馬観戦記

1.ベルモントパークへ

 ベルモントパークはロングアイランドにあって、マンハッタンからは直通電車あり!という情報をとあるホームページのとあるお方に教えていただいて、んじゃ、とばかりにロングアイランド鉄道(昔ロングアイランドに住んでたことのあるNPにはなじみの深い電車です。一般の日本人観光客が乗ることは滅多にないでしょうが)のページに飛んで、時刻表をゲット。電車は往復それぞれ2本ずつしかないようで、さすが車社会アメリカ、という感じです。
 というわけで、ちゃんと一本目の電車に乗って(ただ、ペンステーションの発車ホームの発表が遅くて、結構あせりましたが)、1レース開始前に着くことができました。これは白馬のなかでも(特に会長にとって)快挙、といって差し支えのないことです。
 ベルモントパークの駅には、ホームがなく、電車の出口に階段(というべきなのかどうか分かりませんが、こんなかんじです→)がくっついている、という方式でした。ホームを作るのと、こっちと、どっちが金がかかるのか?ということをしばし話しつつ、下車。
 駅から競馬場までは直通の橋があって(ここらへんの写真は写真館に載せときます)、あとはひたすら人の流れについていけば競馬場に到着!!メドウランズでの苦労が嘘のようです。

2.まさか...

 ベルモント競馬場に入ると、普通に入場料(1ドル)を払って(ここも入場券などはなく、直接払う方式でした)、すぐにレーシングプログラムを売っているブースが現れます。ここで、いつもと同じくレープロ2冊とレーシングフォーム1部を購入。それに加えて、ブラッドホース誌とアメリカンターフ誌を売っていたので、1冊づつ購入。ここでは鉛筆(黒)やボールペン(黒)も売っていました。そこまで売れている雰囲気はありませんでした。鉛筆が25セント、ペンは50セントでしたが、そこまで売れている雰囲気はありませんでした。鉛筆も売られている、ということは、日本のようにタダで鉛筆をくれる、という習慣はないようです。
 日本のように赤いペンを使っている人は皆無だったような気がします。マークシートに書き込む必要がないためでしょうか。また、レープロに何も書き込んでいないのか、というと、そんなはずがなく、黒のボールペンで書き込みをしていました(ごみ箱の中のレープロを見たから分かるのです←汚い、というか日本の恥?)。
 レープロを見て、とりあえずマーシー蛯名の乗っているレースを探します。・・・・が、なんと「本日の騎乗騎手一覧(みたいなもの)」に蛯名の名はありませんでした。まさかの事態に、僕はかなり落ち込みました。日本で「蛯名〜!!」とか「マユゲ〜!!」などと呼びかけるのと、アメリカで呼びかけるのとでは価値が違います。それを楽しみにしてたのに...。あまりのショックで一時的に思考回路が麻痺しかけました。僕は10分くらい落ち込んでましたが、他の3人はそうでもなかったようで、3人についていくようにして、2階の座席に。座席は東京競馬場の2階席と同じような感じでした。ただ、いすは一人一人に区切られている、映画館のようなタイプのものでした。

3.ベルモント競馬場

 ベルモント競馬場も、メドウランズ競馬場と同じように、機械を使って買う方法と、人のいる窓口で買う方法と、2通りあります。2日にわたる(といっても馬券を買ったのは一日だけでしたが)メドウランズ遠征で鍛えられていた我々は、マークシートも利用せず、普通に口頭で馬券を買いました。
 競馬場の雰囲気で最も違ったのは、ベルモントには裏庭(と呼んでいいのかどうか分かりませんが、スタンドをはさんで馬場と反対側、という意味です)があることと、そのためかどうか分かりませんが、メドウランズとは違い、スタンド内のファーストフードの店の前などにはいすやテーブルなどはありませんでした。
 「裏庭」にはパドックがあり、屋外なので日が当たって、ぽかぽかしていて、ハンバーガーを焼いている店などもありました。そのハンバーガーなどを食べるためのいすやテーブルが結構多くありました。また、車できている人が多いためでしょうが、ビールなどを飲んでいる人はとても少なかったです。日本の内馬場に近い雰囲気がありますが、日本の内馬場のように地下を通って行くわけではないので、馬券購入スペースはあっても、そのための大きな建物はありませんでした(これなら東京の襷コースも残ったでしょう?)。

 パドックは丸い形で、メドウランズ同様、馬装のための小屋(みたいなもの)がありました。
 あまりというか、ほとんど混んでおらず、前のレースが終わってからパドックに直行すれば、かなりの確率で最前列が取れる、という感じです。G1ですらそんな感じでいたが、G1とその他のレースでそこまで差がある、とは感じませんでした。おそらく、「馬券の為にパドックを見る」のではなく、「馬が好きな人がパドックを見る」という感じなのではないでしょうか。
 新聞(ここではレープロが主ですが)と鉛筆を持って、馬の状態を丹念にチェックする、という人は少なく、「あれが○○だ。」「ほぉー。」というような会話が(英語で)多くなされていました。また、日本のように、パドックの最前列の場所取りなどはなく(取らずに最前列が取れるのだから当然なんですが。まあ、アメリカでそんなことをやったら場所取り用品を盗まれておしまいでしょう)、さらにいえば写真をとる人も少なく、デジカメをいじりつつも結構恥ずかしい感じでした。なので、当然「フラッシュ禁止」などという看板も張り紙もありませんでした。また、横断幕もありませんでした。また、パドックに職員が張り付いている、という感じでもありませんでした。

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ベルモントパーク関連リンク

NTRAホームページ
ベルモントパーク公式ページ
レーシングフォーム紙ホームページ
ブラッドホ−ス誌ホームページ
ロングアイランド鉄道ホームページ
  ベルモントパークへの時刻表はここに