新装蒲郡

 さて,中京競馬場から蒲郡競艇場に向かいます。
 検索したところ,ヒットするのは,中京競馬場前→前後→知立→刈谷と,とにかく名鉄を乗り継いでJRに到達する方法しかなさそうです。これ,いつも名鉄で中京競馬場に乗り込んでたから知らなかったんですが,中京競馬場とJRの駅を結ぶバスって存在しないんですね。有料でもそういうバス路線があってよさそうなもんですが,需要がないんでしょう。このあたり,この地域でのJRの地位の低さのあらわれなのでしょうか。まあ,JRの駅沿線に住んでる人は車で行くのかな。このあたりの空気感は地元に住んでみないと分からないだろうと思われるので,旅行者としては「とにかく予想外」ってのと,「面倒」って感じでした。蒲郡競艇場的に,中京が終わった後の客を拾おう,という意識は特にないんでしょうかね?あるいは,ボートピア・サテライト名古屋も,こういう客を呼び込む意識はないのかな。こういうところに手を出さない不文律とかありそうですね。

 いずれにしても,何回か乗り換えてようやく蒲郡に到着であります。
 蒲郡に行くのは何回目かな?記憶する限り,常滑・一宮遠征のときと,浜松オートのあととで最低2回は行ってるんだけれど,あともう1回くらい行ってる可能性もあるな。やっぱりナイターな上に中京圏にあるので,ほかと組み合わせやすくていいですね。その分,「蒲郡競艇に行く」という感じにならないので,このように何回行ったかよく分からなくなるんですが。
 そして,少なくとも前記2回とも,競艇の後は中京圏内に移動していったので,蒲郡で打ったあとに東京に帰るってのは初めてでした。そして知ったのは,「終電がやばい」ということです。基本的にいつもジョルダンとYahooの2つで検索をかけるんですが,最終電がおそらく名古屋にいったん戻る方法で,これだと21時過ぎに三河塩津を出ればいいことになります。ちなみに,この方法はジョルダンではヒットしません。名古屋で折り返さずにひたすら東上する方法だと,20時40分台の三河塩津からの電車に乗る必要があります。いずれにしても,最終レースまで打ってると東上のみの最終便を逃す可能性がでかいわけです。
 実は,この日の予備プランとして長老の家の近くに乗り込む,というのもあったんですが(あるいは,長老に会わなくとも,浜松→東京の夜行で帰って,翌朝未来館あたりを巡るプランも),朝の東京→岡崎の夜行であまり寝られなかった疲れが完全に襲いかかっておりまして,そんなことやってる肉体的余裕がありませんでした。なんせ翌日の大井は外せないからな。

 グダグダ書きましたが,ようするに,最終レース前に退散した,ってことが言いたかっただけです。

 閑話休題。
 今回は蒲郡からバスで行きました。三河塩津から歩くのが面倒だったからです。中京競馬場→中京競馬場前駅の距離に比べたら屁みたいなもんなんだけれど。

駅構内のもろもろ ポスト ヨットはまだ展示されてました
左にちらっと写ってるバスが競艇場行きのバスですね

 さて,バスは寂れたバスターミナルに到着。昔はどうだったか,全然記憶にありません。写真あるかどうかは調べないと分かりません。とりあえず,「競艇はがまごおりが一番」という看板がなんとなく面白い(ここまできてそんなアピール必要ですかね?)のでよしとします。西ゲートへの階段入口はなんとなく新しい雰囲気ですが,中はそんなでも。
 てなわけで,競艇場に入ります。入場無料でした。


 いやぁ,びっくり。かつての蒲郡の雰囲気はどことなく記憶に残っていたんですが,そんな自分が勝手知ったる蒲郡競艇場はどこにもなく,「ボートレース蒲郡」になっております。ほんときれいです。新装された場所というと別府競輪や桐生競艇もきれいだと思いましたが,そんなのよりもおしゃれです。函館競馬よりもおされ。東京競馬場とタメをはれるくらいなオサレ感でありました。いやぁ,この綺麗な競艇場が数年後にはおっさん達によってきたなくなってるかと思うと,胸が熱くなりますね。

 さて,とりあえず荷物を置きます。手荷物預り所はなく,コインロッカー方式。まあこっちの方が人件費は削れるしトラブルもすくないし,いいことずくめですね。コインリターン式ですが,まさかの500円。500円って,記憶に無いな。てか,500円玉がなかったらどこでつくればいいんだ。舟券買えってことですかね。

 そして,フードコート。これがまた凄い。まさに現代風の,音が鳴るカード渡されてできあがったら音が鳴る方式です。何を言いたいのか文章力がなくて伝わらないことを危惧しますが,都心のレストランでよく見る奴です。これを競艇場でやりますか。びっくりです。そして,メニューが軒並みおしゃれ&良心的価格。ちょっとどころじゃなくびっくりです。
 でもまあ,今はきれいなフードコートも,何年かすればいろんな人がいろんなものを落としたりこぼしたりして下がベットベトのぎったぎたになるんだろうなあ。

コインロッカー まさかの500円玉要求 自販機も充実。料金も真っ当
紙パックだけでなく,ペットボトル販売もあります
2階にあった総合売店
総合とついてますが,
普通の売店です
異常なまでにきれいです ドテ丼が丁度売り切れたところだったので,かき揚げ丼
これで500円ですよ。安い!
よく分からないんですが,
なんか女性十数名が取材?に
きてました
給茶コーナーは普通

 そんなわけで,とにかく綺麗でおしゃれな場所です。果たして地元の若い方々のデートコースになり得るのかは神のみぞ知るところでありますが(そういえば,ふと思ったんだけれど,ラブホみたいな競艇場はあれど,ラブホ併設の競艇場って作ったら問題になるんだろうか),とりあえず旧蒲郡競艇場のイメージは吹っ飛んでおります。強いて言うならば,競艇場前駅方向へ向かう際に通るタワーに旧蒲郡っぽい空気が漂っておりますが,ほんと,それ以外はとてつもなく綺麗な場所です。

 さて,特観には入ってませんが,一般席が1階と3階にあります。3階の椅子は独立して座ることのできるもので,座りごこち良好。椅子の数も十分足りていて快適でした。強いて言えば戸田のメインスタンドに近い感じですな。てことで,寝ました。まあ,記念や何やらでこれ以上混雑したときには座る場所がなかったり食堂も混んでてなかなか食べ物にありつけなかったりして,いろいろ不便に思うんだろうけれど。これくらいなら1日ゆっくりしても疲れないしいいですね。
 そして,ナイターだからなのか,レース中は3階席の電気が落ち,暗い中でレースを見ることになります。なんとおしゃれな。まあ,真っ暗ってわけではないので,デートでいらしたうら若きカップルさんがまわりから見えない中でいろいろやるってわけにはいかんかと。いやまあやる人は明るかろうが暗かろうがやるでしょうが。ちなみに,1階は消灯しませんでした。

 この日はイースタンヤングG3だったんですが,今年のレース体系改正に全く追いついていないので,とりあえず新鋭王座のための東日本勢の最終予選的な位置づけってことにしておくことにします。G3だからか,レース後には勝利者インタビューが行われてたんですが,なんと2着選手まで呼んでました。これはここ蒲郡だけの話なのか,大村のウエスタンヤングでも同じようなことしてたんでしょうか。このあたりはよく分からないところであります。
 で,寝ぼけながら予想していたのですが,一応1つだけ当たってなんとか被害は最小限に。まあ,中京競馬と合わせると大きくマイナスなんですが。ただですね,寝ぼけながら打ってたので,換金忘れました。まあ今は競艇は全国払戻できるので次回行ったときに換金します。

 ところで,スタンドは現在の営業規模に合わせて縮小されております。結果として,スタンドは大時計あたりまで。2マークまで近寄ることはできません。これ,旧スタンド撤去工事が終わったらどうなるんでしょう?普通にレースを見る観点からは2マーク付近で観戦したい人もいるでしょうし,桐生みたいにうまくやるのかな?

EASTERN YOUNGって,変な英語ですね 子ども用スペース スタンド裏 スタンド裏にたたずむトトまる ステージ
例によってここの椅子は満杯
2マーク方向は工事中
水面まわり 水面方向 外でも座って観戦可 ナイター風景
黒い水面と白い水しぶきのコントラストがよいですね
最近はやりのキャッシュレス投票機 発売所
桐生とは異なり,窓口側にも
テレビ画面があります
1階観戦席 3階エスカレーターまわり
写真撮ったときは青い電飾ですが
色は変化していきます
裏側
どういう意図のスペースなのだろう
3階観戦席 3階の様子 3階の椅子 消灯 黒い消しゴムを使ってます 駅への道

 そんなわけで,最終レースを残して蒲郡をあとにしました。それにしても,やはりできたばかりできれいで,いい雰囲気の競艇場でした。全体的に,「木」の雰囲気があるのがよいです。これがここの特徴といってよいです。皆さん大事に使ってやってほしいものです。
 新幹線内でも爆睡。疲れが溜まってたんだな−。それにしても,旧蒲郡の記事をアップしないと,完全に旧蒲郡が自分の記憶から消し飛んでしまう……。

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