マンノサイエンス

 マンチェスターのラストは科学産業博物館。
 これを書いている2023年6月時点で、2015年12月にここに行った記憶はあるのですが、ここで何を見たかの記憶は全くありません。
 というわけで、旅行記としては記憶に基づいてさらっと終わらせるか、せっかくなので写真をベースに色々と見直すか悩ましいところです。未完成の旅行記が多すぎるので、なるべくサラッと終わらせたい。

 てなわけで、Deansgate Castlefieldから、博物館へ。

Deansgate Castlefield駅 何の建物か記憶にない Deansgate Castlefieldの解説板
博物館に到着 こっちはあとで行きます ここから入ります パンフレット

 ここで残っているおぼろげな記憶は、地下のロッカーに荷物を入れたことだけです。本当になぜかこれだけ覚えてます。人間の記憶というのはいったいどうなっているのでしょうか。

残されていた写真。42番のロッカーなのに、鍵には「42」を示す数字が無い

 パンフレットをみて、少し思い出しました。この博物館はいくつかの建物で構成されており、私が最初に入ったのがGreat Northern Warehouse。さっき外から見たのがAir and Space Hall。さらに奥にはStation Buildingとその向かいに1830 Warehouse。Great Northern Warehouseの向かいにはPower Yard。この5つの建物に、様々な展示があります。

Great Northern Warehouse

 まずはTransport Revolutionsと題して、移動手段の革命に関する展示。おそらくじっくりしっかり見るならば変化の順序などを考えて見に行くことになるのでしょうが、残された写真は1912年のAVROと書かれた飛行機から。サラッと終わらせるはずだったので気になったので検索。
 Wikipediaには1912 in Aviationという項目があります。目立つAVROマークの航空機についてですが、AVROというのはA.V. and Roe Companyという会社名(英語Wikipedia)のようです。日本語でも、アブロというWikipedia項目があります。考えてみたら、第1次世界大戦は1914年からだものなあ。

Transport Revolutions 1912 AVROの航空機

Cottonpolisという展示。綿産業に関する機械だと思います。どういう場面でつかわれた機械なのかは分かりません。


 そして、駅ゾーンへ。
 今になって知ったのですが(行った当時も認識していた可能性はあるのだけれど、行った当時の記憶がない)、この科学産業博物館は、1830年に開業した世界初の旅客鉄道、リヴァプールアンドマンチェスター鉄道(日本語のWikipedia)の駅の跡地にたっているのであります。そして、当時の駅が残されているのがこのコーナーであります。世界最古の現存する駅舎、という表現も見ました。

線路跡の様子

Old WarehouseとCarriage Shed

The Old Warehouse Carriage Shed
Coach Offices 暗くて力尽きた 駅の様子

 高架橋。Viaductというのは高架橋のことのようです。



 鉄道に関する展示。また馬の絵を見て喜んでいたようです

Sketch of the carriages The Efects of the Railroad on the Brute Creation
作家は不明のようです
ベル Novelty Locomotive
Great Central Freight Wagon Beyer Peacock & Co. Ltd. Hydraulic Crane Beyer−Garratt Locomotive
Beyer−Garratt Locomotive
EM1(Class 76) Locomotive Cab Jet Engine
Hydraulic Pumping Engine Manchester Hydraulic Power Hydraulic Accumulator
EM2 (Class 77) Locomotive
運転席 First Class Carriage
Second Class Carriage
Beyer, Peacock Locomotive Vulcan 4-4-0 Locomotive
Vulcan 4-4-0 Locomotive

 なにがどこに展示されていたかはもはや記憶にないのですが、蒸気機関に関する展示が増えてきたのでここで一旦区分け。

Steam Turbine。先端から変な光線が出てきそう
Early mill engine
Beam Engine
Model Watt Beam Engine Atmospheric Engine
Atmospheric Engine piston Horse gin。最後に馬力が出てきました

 続いて、展示内容が航空機ばかりになるので、おそらくここからが先ほど見たAir & Space Hallです。

Experimental Jet Aeroplane。English Electric PIA Speedway Mortorcyle。Langton-JAP
ジェットエンジン Bristol Siddleley Olympus201
de Havilland DH89a Dragon Rapide Mignet HM14 Flying Flea
Avro504K Avro Avian IIIA
Roe Triplane I Avro 707A
SOCATA Rallye Club MS880B 3-Blade and 4-Blade propellers
Bristol I92Belvedere HCI How the Belvedere
Helicopter flies
Wallis-Bensen B-7M Olympia EoN 463 Mainair Triflyer/Hiway Demon 175 Wing
Yokosuka MXY7 Ohka (Cherry Blossom)
Mitsu Ohtaというのは、おそらく大田正一氏のことではないかと思うのだけれど、Mitsuが分からない
もしかしたら三木忠直氏のMikiがどこかで紛れた?
Power Boat Miss Wondermere VI
AVRO Shackleton AEW2

 これにて科学産業博物館はおしまい。日本の桜花が展示されていることに驚くとともに、Ohta Mitsuさんがちょっと気になったのでした。

 このあとの自分の行動はよく分からないのですが、とりあえず電車でマンチェスター空港に向かったことは間違いありません。今(2023年)検索するとDeansgate駅から行くのがよさそうなのですが、残された写真がどの駅のものなのか、もはや私には分かりません。ホームズ博士なら分かることでしょう。

残された写真群

 マンチェスター空港からは、Flybeでサウサンプトンへ。flybeはこのあと何度もお世話になるLCCですが、おそらく今回のイギリス滞在でflybeを使うのはこれが初めて。そんなこともあって、機内誌なんかも嬉しそうに写真に撮っています。
 ちなみに、このflybe、コロナ禍で例に漏れず大打撃を受け、破産申請したようです(日本語Wikipedia)。Wikipediaを見ると、コロナ前から火の車になっており、COVID-19問題発生して水をくべることを諦めた、というのが本当のところっぽいですが。今Websiteを見たところ、2023年1月28日にDavid Pike and Mike Pinkがjoint administratorに任命されたようですね(魚拓)。
 そして、思い起こせば、Southampton空港をつかうのも多分このときが初めてじゃなかろうか。どおりで写真が多いわけだ。

出発便 待合ロビーの様子 子供コーナー
2023年6月26日の
flybeウェブサイト
Boarding Pass 搭乗口 乗り込みます シートピッチ flybe路線図
機内食案内
あんぜんのしおり Southamptonに到着したflybe
空港内へ バゲッジクレーム 到着便
本来はManchester便が最終でしたが
Dusseldorf便が遅れて最終になったようです
Dusseldorfからだと入国審査があるから
皆さんの残業が長引きますね
Southamptonからの路線図
空港内の様子。この時間までCOSTAがあいてるのか トイレ内の自販機
イギリスのトイレはこの手のものがよく売られてます
どこで使うことを想定してるのでしょうか……
ここからバスに乗ります

 ここから向かう先は自分の寮……ではなく、友人が泊まっている寮です。ここでインド人の友人の誕生日パーティー的な飲み会。まあ私は下戸だから例によってコーラなんだけど。
 にしても、お前らは若いからいいけど、こちとら年寄りは旅行からの直行で、オールするのにも体力使うのよ……。
 ちなみに、この会にて、当地に来て初めて酒で吐く人を見ました。正確には,吐く瞬間は見ておらず,外で喫煙組と話して戻ってみたら嘔吐物があった,という次第です。日本人以外にも吐く奴がいるということが分かったので満足です。


 それでは皆様、よいクリスマスを。


オールドトラフォードスタジアムツアー

大人の冬休み2015 Wales & Manchester

旅行記TOPその他テーマ別