ウメノホンノウ

 泊まったホテルの近くに、かの有名な本能寺があったので寄ってみました。
 本能寺はあったのですが、かの有名な織田信長さんが亡くなった場所とは違う場所にあるようです。まあ、この広さだったら信長が泊まることもできないしな。

 というわけで、本能寺へ。あの有名な本能寺なのにびっくりするぐらい入口が質素だなと思ったら、こっちは裏口だったことがあとで分かります。それにしても、なんで自分の写真はこうもブレブレなのだろうか。

料亭にでも入っていきそうな雰囲気 ここだけは見ておこう この路地を進みます 境内案内

 こんな狭っ苦しいところに押し込められた本能寺ですが、なんと独自のアプリ開発をしているなど、色々工夫しているようです。有名寺院だけあってお金はあるんでしょうね。本能寺の檀家になりたい人とか多そうだものなあ。なお、自分の写真を見るとこのアプリをインストールした形跡がありますが、開いて何かをした記憶は皆無です。

アプリ こちらはパンフレット

 裏から入ってしまったこともあり、まず織田信長公の供養塔が登場します。入口にあった「ここだけは見ておこう」には「供養塔」と書かれていました。しかし、ここの脇にある解説板は「信長公廟」とあり、信孝公が建立した「信長の墓」であると明言されております。信長の首や遺体は存在しないはずで、まあだからこそ明智さんが苦しんだわけですが、お墓を名乗るためには別に亡骸はいらんのでしょうね。そもそも墓というもの自体が供養塔であるという理解でいいのかな。

信長公350年記念碑 信長公廟

 本能寺といえば織田信長!という頭でいたのですが、もちろん他の方々も祀られています。

日甫上人の墓 前から、徳川家重夫人、菅中納言局庸子、島津龍伯(義久)夫人
家重と龍伯って、時代バラバラですが、ここにまとめられたようです
大銀杏
本能寺の歴代聖人のお墓+日像聖人のお墓 日承聖人のお墓 浦上玉堂・春琴廟

 完全に順番が逆転していますが、ここで本堂にお参り。


 そして、大宝殿にて、寺宝展が開かれていたので、寄ってみました。もちろん、内部撮影禁止です。
 ついでに、本能寺のパンフレットも購入。これを全部アップすると各方面から刺され、最後は日蓮聖人に祟られそうなので、表紙と目次だけにとどめます。

大宝殿 寺宝展開催中 甲冑体験もできたらしい 寺宝展目録 パンフレット概要

 私のようなペーペーからすると、「本能寺といったら本能寺の変」「本能寺といったら信長蘭丸」「本能寺といったら是非に及ばず」という印象しかないのでした。しかし、あたりまえといえばあたりまえなんですが、お寺であるところの本能寺からしてみたら、本能寺の変というのは寺が焼かれた大惨事以上の何者でもなく、本能寺という日蓮宗寺院の歴史からしてみたら一瞬の出来事でしかありません(それまで信長さんから甘い汁吸ってたんじゃないかと思わんでもないけど)。信長以外の歴史の方がはるかに長く、かつ重要なわけでして、そのことを再認識したのでありました。ただ、日蓮宗について理解してない人間からすると、歴史とリンクした部分しか興味がないのも事実なのです……。

山門 立正安国 朝鮮通信使ゆかりの地 解説 解説 御池門

 そんなこんなで、本能寺という、もしかしたら日本で最も有名かもしれないお寺を参拝できてなによりでした。
 続いて、バスに乗るために京都市役所前バス停へと向かったんですが、京都のバスのGoogleMap対応が極めて中途半端で、バス停がどこか分かりづらい。京都のバスはもうちょっとGoogleさんと仲良くしてあげてください。

バス停案内 バスルート
絶対違うだろ
京都市役所は工事中でした

 そんなわけで、ウメを求めて西へと向かいます。

ウメノカセンジキウメノタイシャ


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