2022年台場有楽

 2021年はmiletさんのライブに初めて行った年となりました。テレビを見なくなったので、というか、テレビを見たところで分かるものでもないのでしょうが、とりあえずmiletさんが現在の日本においてどれほど人気のある歌手扱いなのかもよく分からないところです。とにもかくにも、これを書いている2022年11月29日時点ですでに3年連続紅白出場が決まっており、東京五輪閉会式へのサプライズ出演、北京五輪主題歌(しかも皆様のNHK)と、ソニーさんが頑張ってゴリ押していることだけは分かります。
 織田さん、相川、田村さんと、基本的には「一昔前、二昔前の歌手」を追っかけて2010年代を過ごしてきた身としては、こういう若い歌手が勢いに乗っていく様を眺めるのは非常に興味深いところでありまして、ソニーさんにおかれましては是非ともごり押しを止めないでいただきたいところです。

 そんなこんなで、2022年に行ったライブは2本。CDを買ってる(ファンクラブには入ってません)ので、上手くすれば先行予約も可能なんでしょうが、CDやDVDは買った瞬間に満足してろくに中身を確認せず、気付いたときにはチケット売り切れ、というダメっぷりを展開しております。

milet live tour "visions" 2022

 まずは春のホールツアー。
 こちらは、東京でチケットを撮り損ね、名古屋開催に行く予定だったのですが……サポートメンバーのCOVID-19感染が発覚したために急遽公演中止となり、東京振替開催で空きが出たためにそちらを購入。なんだかんだと、東京でのライブに行くことに成功したのでした。
 東京国際フォーラムでのライブなんて、もしかしたら人生初かもしれない。まあ、東京でのホールライブ自体、あまり縁がないものな……。


 前回のLIVEはCDすら聞いてないレベルで突撃したのですが、今回は成長しました。ちゃんとCDも聞き込んで突撃です。今回のセットリストもLive fansに全面依拠。

Outsider
Fine Line
Wake Me Up
Fly High
inside you
Come Here (Session1)
Loved By You
Ashes
The Hardest
Flare
Shed a light
邂逅
jam
SEVENTH HEAVEN
Time Is On Our Side
One Reason

us
Before the Dawn
Ordinary days

 ちゃんとライブ直後に文章を書かないから、MCで何を言ったかとかは記憶からぶっ飛ばしてます。
 2nd Albumのvisionsをひっさげて、"visions"という冠をつけたライブなのにもかかわらず、シングルのWho I Amとcheckmateをやらないという、非常に攻めたセットリストでありました。伸び盛りの若いアーティストさんが、ホールライブで、私のようなにわかを置いてきぼりにするセットリストを組むってのは凄いですね。まあ、シングル曲連発するようなセットは誰も望んでないんでしょうが。

 なにはともあれ、日程的にも大変なライブでありましたが、こうしてライブがおこなわれたことは非常に喜ばしいことです。……誰目線でしょうか。

milet livehouse tour 2022 "UNZEPP"

 7月のライブはスルーして、11月のZEPPライブです。
 こちらのライブは、何らかのCDを買ってると先行予約できたはずなんですが、上記の通りCDは買った瞬間に満足するので、先行予約などというハイテクな技は使えず、あっさりと全席売り切れの憂き目となりました。……が、直前になってふと見たら追加販売があり、無事チケットゲット。早い番号ゲットしたところで、仕事があって番号を無駄にするんだからこれでいいのです。

 ちなみに、私の番号はBの600番台。現地に行ったところ、M→A→Bの順番で入場してました。Mはファンクラブ会員かな?となると、Aは先行かなんかだろうか。いずれにしても、Mで1000番を越えており、miletさんの人気の高さがよく分かりました。というか、ライブハウス前にこれほどまでの人数が集まる光景、久々に見た気がします。

半分ぐらい入ってもこの状態 待ってる間ヒマなのでガンダムさんを見てた

 なお、私はZepp DiverCityは初めてでした。Zeppというハコ自体、去年の相川が2回目でした。大箱のライブというと相川のライブにしか縁がないんですが、相川さんはSHIBUYA-AXが多かったような印象です。でも、SHIBUYA-AXのWikipedia見てみたら、稼働してた年数が思いのほか短く、じゃあどこだったんだっけ、と色々と首をひねることとなりました。
 それはそれとして。最後の方にぬるりと入場しましたが,無事コインロッカーは空いておりました。小さかったので鞄入れるのにえらく苦労したけど。

 後方にまったりと陣取りましたが、それでもお客さんは多い。いやあ、大箱がここまで埋まるとは。人気のある歌手って凄いなあ。

とりあえず、例によってLive fansからセットリストパクります。

Clan
Outsider
SEVENTH HEAVEN
On the Edge
inside you
Love When I Cry
Into the Mirror
Until I Die
I Gotta Go
レッドネオン
Ordinary days
Always You
Walkin' In My Lane
Diving Board
Time Is On Our Side
us (2020 ver.)

アンコール

Final Call
Flare

 1曲目、Clanから始まったライブは、2000人程度?の観客で盛り上がります。同じことばかり繰り返してますが、こんな大箱のライブなんて本当に久々なので、とても新鮮です。コロナの影響で声は出せずみんなマスクですが、それでも会場はあたたまっていくのであります。
 そして、MCを挟むと、今度は腕を振り上げない、いわゆるバラードコーナー。これが思ったよりも長かった。放っておいても盛り上がるシングル曲攻めにするのではなく、ここを長めにとったのが、今回の(というか今回に限らずな気もしますが)ライブの特徴だったのではなかろうかと。若いのに攻めたセットリストにして素晴らしい。武道館でも攻め続けるのだろうか。

 さて、毎度書いてますが、LIVEというのは知った曲でも新しい発見があるものです。自分の中ではSilverSpoon枠と呼んでおります。今回は、"us"。今さらかよ、という感じなのですが(なお、私はニワカなので”2020ver”の意味は理解していない)、この曲、なめてました。普通にキャッチーな王道の上滑りする売れ線曲だと思ってましたが、LIVEだと深さがあっていいです。素晴らしい。

 そんなわけで、本編終了。
 アンコールの拍手は、だんだん早くなっては一旦鎮まり、再開して最初は合ってたのにまただんだん早くなって鎮まり……を何回か繰り返しておりました。リズム隊って大事ですね。

 アンコール。長めのMCで、グッズ宣伝や、武道館公演の案内。なんか大きい箱でやったりフェスでやったりしてるから、当然武道館もやってそうな空気感出してますけど、来年が初武道館なのですな。令和の今になっても「武道館」というのがアーティストにとって特別な場所である、というのがなんかいいですね。
 そして。
 miletさんが熱く、心を込めて語っておられたのが、ライブハウスにおいて腕を上げる勇気の話。ライブハウスでなかなか腕を上げる勇気を持てなかった話、初めて腕を上げる勇気を持てた話など、非常に心のこもったいいMCでした。
 からの、オーラスはFlare。miletさんの言葉に触発され、みんなが腕を上げ、指を一本掲げる、素晴らしいラストでした。miletさんに勇気をもらって一歩踏み出せた人がいたならば、本当に素晴らしい。単に歌って踊って盛り上がって、ではない、素晴らしいパフォーマンスでした。

 なお、私のようなおっさんは、体力・筋力的な意味で腕が上がらなくなるのでした。無念。

入場の様子
思いっきりぶれた
花も華やか フジテレビ 帰路の夜景 当日Blu-ray予約すると
もらえるチケット
武道館の速報フライヤー
「(仮)」がついてるのがいいですね

 さて、私はちゃんと武道館のチケットを予約できるのでしょうか。


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